楽しい頭の体操!デイサービスで行いたいボードレク

なぜボードレクは人気なの?

デイサービスや介護施設では様々なレクリエーションが行われていますが、その中でも人気のレクといえばホワイトボードレク、通称「ボードレク」ですよね。

高齢者の方にとっては普段の生活の中ではなかなか体験することのないゲームやクイズ等の遊びをする機会ということで、いつもとは違ったドキドキやワクワクを感じることが出来ます。

実施をする側である職員にとっても、ボードレクは準備が簡単、予算もかからず無料で施設のどこでも実施ができ、利用者の皆さんに安全に楽しんでもらえるレクである点が人気の理由ではないでしょうか。

レク中は参加している高齢者、スタッフ双方のたくさんの笑顔が溢れ「できた!」という喜びの声が聞こえたりといつもとても盛り上がります。

今回の記事ではそんな介護の現場に向けた人気のボードレクについて紹介して参ります。

デイサービスにおけるボードレクの主な効果

ボードレクとはホワイトボードを使っていわゆる”脳トレ”と呼ばれる種類のゲームや遊びを楽しみながら、脳に良い刺激を与えて機能を活性化させるという効果が大きく期待できます。

同時に、レクを通して他の参加者同士で相談や確認をしあったりする機会があるので、よいコミュニケーションの場となり、新しい出会いや交流が生まれることでその経験がデイサービスに通うことが楽しみになったり、生きがいを見つけたりといった身体だけでなく精神的な効果もあり、総じて認知症の予防にも繋がっています。

デイサービスで盛り上がるボードレク【ジャンル別5選】

季節を感じるボードレク

日本は四季がはっきりとしており、季節ごとの景色や空気を日々感じ生活をすることが出来ます。また、季節の移り変わりには喜びや時の流れを感じる人も多いでしょう。

しかし高齢になるにつれて外出する機会が減ってくると、季節を感じることや時間の感覚が鈍り、気付かないままに時が流れてしまっている、という方も多くいます。

そこで季節感を取り入れたボードレクを行うのはいかがでしょうか?

1.「〇月といえば?」連想ゲーム

用意するもの:ホワイトボード

方法:ホワイトボードに『6月といえば?』とお題を書き、参加者に聞いていきます。

→雨、梅雨、あじさい、夏、父の日、夏至、かえる・・・

等、その月に連想する食べ物、花、行事、動物などの文章ではない単語を何でも構わないので自由に挙げてもらい、進行するスタッフは回答をボードに書いていきます。

※回答が少なくなかなか答えが出ない時には関連したヒントとなる情報を出したり、こんな答えもあるという例を1つずつ出すことでリードしていってもOKです。

2.記念日クイズ

用意するもの:ホワイトボード

方法:「〇月△日は何の記念日でしょう?」「今日は何の日でしょう?」と質問します。

問題にする日は誰もが知っている祝日でも良いのですが、実は365日何かしらの記念日となっており、インターネットのサイトで簡単に調べることが出来ます。

例えば、「3月4日はミシンの日」「5月29日はこんにゃくの日」「12月2日は美人証明の日」等、語呂合わせや面白い記念日もたくさんあり、答えを聞いた高齢者からは思わず笑いや「どうして?」という声が上がります。

その意味や由来を紹介し理解すると更に盛り上がり、その後、毎日「今日は何の日だろう?」と調べる高齢者の方もいるようです。

漢字や計算ゲーム

より頭を使ったボードレクを紹介します。

1.漢字バラバラクイズ

用意するもの:ホワイトボード

方法:漢字をバラバラに分けて書き、何の漢字かを当てるゲームです。

例えば、「合 竹」→「答」、「日 一 一 l」→「車」など・・・

最初は簡単な漢字から始めるのがポイントです。

皆さんそれぞれ真剣に考えるので、正解が分かった時にはかなり盛り上がります。

最初は簡単なものから始めて、参加者の方の知識やレベルに合わせ少しずつ難しいものにして進めていきましょう。

2.穴埋め計算クイズ

用意するもの:ホワイトボード

方法:「3+〇=9」「5〇2=10」等、〇に入る数字や計算記号を当てるクイズです。

ただしこのような”正解のある”問題は、大勢の前で注目された状態で間違えたり答えられないと「恥ずかしい」「嫌だ」とマイナスな感情を抱く方もいらっしゃいますので、参加者の気持ちに配慮する必要があります。

状況によってはホワイトボードではなく個別で紙を使う等、一人で挑戦する形式でも良いと思います。これもまた”書く”という行為によって手や指先を使って脳の活性化を促すことが出来ますね。

しりとり

みんなが知っている「しりとり」もボードレクとして楽しめるゲームになります。ルールも簡単で説明をしなくても気軽に参加しやすいのでおすすめです。

1.しりとり

通常通り順番に一つずつ単語をいってしりとりをしていきますが、ホワイトボードに書かないと何を言ったか忘れてしまったり同じ単語が出ても気付けませんので、進行役の職員が見やすいように書きましょう。

慣れたら「果物だけ」「3文字だけ」「真ん中に「ん」がつく言葉」「最後が「う」で終わる言葉」等とテーマを決めることで難易度を変えて楽しむことも可能です。

ボードレクはデイサービスで人気のレク!

いかがでしたか?

頭の体操に効果絶大のボードレクは、以上の他にもボードに有名な歌の歌詞を穴埋めで書いて当てたり、食材を書いて何の料理か当てたり、文字ではなく絵を描いてしりとりをしたりetc…ボードレクのネタは無限大です。

盛り上げるコツは簡単なお題から始めること。自分の力で「出来た」「分かった」という体験を重ねることで自信になり、もっと難しいものに挑戦しよう!という意欲の向上に繋がります。

逆にいきなり難しいものでは意欲も自信も低下しかねません。参加する高齢者の方の自尊心を傷つけないことが一番大切です。

デイサービスで行うイベントやレクのネタを探している方、お題を作るる際の参考になれば嬉しいです。

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