がん患者でもデイサービスは利用できる?在宅介護に必須の介護保険の適用について解説します

がん患者の方に対する介護保険の適用について

デイサービスを含めた介護保険サービスというと認知症や身体の機能が低下した寝たきりの高齢者が利用するというイメージが強く、「介護保険を使えるとは思わなかった。」とおっしゃられるがん患者とその家族が非常に多くいらっしゃいます。「知っていれば自宅で最期まで介護が出来たのに・・・」というケースも少なくありません。

とはいえがん患者の方が介護保険を利用できるようになった歴史はまだ浅く、2010年に厚生労働省の通達によって在宅療養をしているがん患者の方でも介護保険を利用できるようになりました。

対象となるのは65歳以上で介護が必要な状態になった高齢者はもちろん、40~64歳の方で医療保険に加入しており、がんの症状が進行した末期状態(余命が概ね6ヶ月程度と主治医から診断された状態)の方です。

がん患者の在宅介護は介護保険と医療保険の活用が必須

がんの末期状態になった時、「最期は自宅で迎えたい」と希望される方は多くいらっしゃいます。介護保険を使うメリットとして、この願いを叶える支援になるという点があります。住み慣れた環境で在宅しながら家族と一緒に最期まで穏やかに、そして自分らしく過ごすことができるのです。しかし、実際は病院や緩和ケアの施設で迎えられる方がほとんどであり、最期まで在宅での療養を全うすることは非常に難しいのが現状です。

というのも、多くの末期がん患者は手術や抗がん剤治療などを受けた後、治療の効果が見られなくなりホスピスか在宅療養かの選択に迫られます。

治療が終了し入院していた病院から退院を求められるということは、本人はもちろん家族にとっても大きな精神的ダメージを受けることになり、これから待ち受ける病気の進行や別れに対する不安や恐怖を感じることになるでしょう。

このような状況の中で自宅での看取りを実現するためには、家族、事業所、医療とが連携し、介護保険と医療保険をフルで活用して支援していく必要があります。

がん患者もデイサービスの利用は可能

がんの末期と診断されると、医療保険と併用する形で介護保険の使用が認められます。訪問看護サービスについては介護保険から医療保険へと強制的に切り替わり、これにより週4日以上利用することも可能となります。

そして末期のがん患者でも受け入れているデイサービスもあります。

デイサービスを利用することは本人はもちろん支える家族にとっても日頃のストレスや疲労を癒したり、リフレッシュできる有意義な時間となります。

ただし、がん患者の容態は刻々と変化していくため、 状態に合わせて必要な介護サービスを提供していくことは難しくタイムリーなサービス提供がしにくいという問題もあります。できるだけ末期のがん患者や終末期の方の受け入れに力を入れた事業を行っている介護施設を選ぶと安心です。

がん患者が介護保険を利用するための申請方法

がん患者の方が介護保険を利用するには、お住まいの市区町村の窓口や地域包括支援センターへ本人または家族が介護保険申請を行う必要があります。(地域包括支援センターや指定居宅介護支援事業者などに代行してもらうことも可能です。)

ただし申請から認定結果が通知されるまで調査などを含め通常約1ヶ月程度かかり、がん患者の場合、その間に急激に容態が悪化する可能性もあります。そこで厚生労働省から各都道府県や市区町村に対し認定の迅速化を求めており、自治体によっては申請から僅か1週間程で要介護度の結果の通知が行われるところもあるようです。

すぐに在宅介護サービスが必要な場合には、認定を受ける前であってもケアマネジャーに暫定ケアプランを作成してもらうことでサービスの利用を始めることも可能です。

いずれにしても早めに介護保険申請をすることをおすすめします。

介護保険で使える在宅サービスの種類

がん患者の方でも要介護認定を受ければ、通所介護(デイサービス)のほか、訪問介護、訪問入浴介護、訪問リハビリテーション、通所リハビリ(デイケア)、短期入所生活介護(ショートステイ)、福祉用具貸与、腰掛便座(ポータブルトイレ)、入浴補助用具等の特定福祉用具の購入等、介護保険を活用することでこれらのサービスを1割~3割の自己負担で利用することができます。(自己負担額は所得によって異なります。)

また、同時に訪問診療を行える在宅医を見つけておくことも重要となります。現在、訪問診療に力を入れている医療機関は増えていますが、地域によっては数が限られます。

全国在宅療養支援医協会のページや地域包括センターや病院の相談室などでも情報を入手し、24時間連絡が取れる体制で診療を行う在宅療養支援診療所などを探しておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回の記事では、がん患者に向けた介護保険の制度について紹介させていただきました。

介護保険サービスの一つであるデイサービスでも末期のがん患者を受け入れている施設はあり、他の利用者と同じように食事や入浴のサポートやレクリエーション等のイベントなど、施設の介護福祉士を中心に理学療法士といった職員やスタッフ、看護師や医師がそれぞれの役割を担って連携し、みんなで患者の最期の充実した幸せな時間へとつなげるために生活の支援を行います。

自宅での看取りをご希望されている場合は、突然の容態の変化に備えて事前に介護保険申請を行い在宅介護の準備を進めておきましょう。

介護保険に関連したサービスの内容や申請の方法については、市区町村の窓口や地域包括支援センターが対応していますので、ぜひ相談してみて下さいね。

老人ホームでの誕生日会はレクリエーションで盛り上げよう

誕生日をお祝いしてもらうことはいくつになっても嬉しいものですよね。

家族と同居されている場合は自宅で家族にお祝いしてもらえると思いますが、有料老人ホーム等の高齢者施設に入居されている場合は施設の職員や他の入居者とみんなで誕生日会を開いてお祝いしてあげましょう!

そこで今回の記事では、老人ホームでの誕生日会でおすすめのレクやプレゼントについてご解説します。

老人ホームでの誕生日会がもたらす意外な効果

誕生日をお祝いされると嬉しい気持ちと共に「感動」がこみ上げるかと思います。人は感動するほど心が動かされると、脳に良い刺激を受け活性化へとつながり、認知症の予防にもつながります。また、誕生日会では生まれてからこれまでの出来事を話す場面もあるかと思います。昔を思い出し他の人と思い出を共有することで、これからの生活を前向きに生きようという力となり、精神的に安定するといった効果も期待できます。

このように、高齢者の方の誕生日会を開催することは心と体の機能の回復や維持にも効果をもたらすのです。

老人ホームでの誕生日会はレクリエーションがおすすめ

やはり老人ホームや介護施設で盛り上がるといえば「レクリエーション」ですよね。楽しい誕生日の思い出を作るために、企画は重要です!

以下に多くの高齢者の方に喜ばれるおすすめの誕生日会レクをご紹介します。

<老人ホームの誕生日会レク一覧>

・合唱

誕生日と言えば、バースデーソングは欠かせません。主役の名前を入れた誕生日の歌をみんなで合唱してお祝いしましょう。カラオケ大会も盛り上がります。

・施設のスタッフによる出し物

誕生日やお祝いをテーマにした演劇や紙芝居、演奏などを発表するのも大変喜ばれます。普段、介護をしている姿とは違った一面を見ることで親近感が沸き、良い関係性を築くきっかけにもなります。練習や準備に時間はかかりますが、その分思い出として残るでしょう。

・記念撮影

毎年誕生日を迎えるごとに写真撮影をすることで、見返した時に懐かしい気持ちになったり、みんなとの思い出が蘇ります。自分や周りが年を重ねていく姿を見ることが出来るのも幸せなことです。

・ゲームや体操

通常のレクリエーションで行うような簡単なゲームや体操を誕生会の中に盛り込むのも良いかと思います。みんなで笑って盛り上がれるのでやはり定番の人気です。ホワイトボードを使ったレクの情報を他の記事で掲載していますので、是非あわせてご覧下さい。

誕生日会の特別メニューで参加者みんなが嬉しい1日に

誕生日会の楽しみの一つはやっぱり食事ではないでしょうか。誕生日のある季節の食材や、誕生日の方が好きな物を使用した料理、そして綺麗にデコレーションされた誕生日ケーキを準備して、楽しく会話しながらお祝いしましょう。

また、コロナの問題で離れて暮らす家族との面会が難しい状況が続いている2022年ですが、もし落ち着いて可能になったら家族を招いて一緒に食事をしたり楽しい時間を過ごすことが一番嬉しいプレゼントかも知れません。

面会が無理な場合でも、パソコンやテレビ電話をつなげてモニターにうつし顔を見せて一緒に誕生日会に参加することも可能です。サプライズで登場させるのも盛り上がりますね。最近は無料でテレビ電話やビデオ通話ができるサービスがたくさんありますので、ぜひ利用して喜ばせてあげていただきたいです。

老人ホームでの誕生日会、プレゼントは何が良い?

そして誕生日といえばプレゼント。どんな物が良いか悩んでしまいますが、高価である必要はまったくありません。むしろトラブルの原因になることもあるので避けましょう。

そこで手作りの誕生日カードや寄せ書き、思い出の写真を納めたアルバムはいかがですか?

手で作った物というのはお金はかかっていなくてもたくさんの心が込もっているので感動しますし、いつでも見返すことができ、誕生日会での楽しい時間を思い出したり、自分の存在価値や祝ってくれる周りの人の大切さも改めて感じることが出来るためおすすめです。

まとめ

老人ホームでは他にも敬老の日の敬老会や秋の運動会、クリスマス、忘年会や新年会、節分など季節の行事はありますが、誕生日会というのは主役をみんなでお祝いする特別なイベントです。

紹介したものはほんの一部ではありますが、老人ホームでの誕生日会の企画に少しでも役立ちましたら幸いです。

生花はNG?高齢者施設で母の日に贈るプレゼント選び方のポイントと注意点も解説!

「母の日」はお母さんに対して日頃の感謝を伝える良い機会ですよね。ただ、誕生日や敬老の日と違って女性が対象となる母の日では、どんなプレゼントが良いのか、どんな物を贈ったら喜んでもらえるのか、何がほしいのか・・・プレゼントを探す買い物の時に悩まれる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、高齢者施設に入居または通所している母親に向けた母の日の贈り物選びのポイントや注意点、そして実際に人気のプレゼント5選をご紹介します。

家族の方だけでなく、施設の職員から利用者に向けたプレゼントについても紹介しますので、参考になれば幸いです。

高齢者施設での母の日のおすすめプレゼント

有料老人ホーム等の高齢者施設へ入居されている場合、自室で使える物、自分で管理できる物、介護を妨げない物を選ぶと良いでしょう。

例えばハンカチやタオル、ひざ掛け、趣味の物(手芸用品やパズル等)といった持っていて困ることのない日常で使えるグッズがおすすめです。ハンカチは名前の刺繍付きだと更に素敵ですね。

デイサービスやデイケア等、在宅しながら高齢者施設に通所されている場合は、やはり家族そろってお祝いする事が一番喜ばれるのではないかと思います。普段一緒に暮らしていない家族がいる場合は、母の日に集まることで本人だけでなく家族も嬉しいですよね。

外食などで美味しいご飯を食べ、孫を見せたりしながらみんなで思い出話をしたり、感謝の言葉を伝える時間を過ごされるのがおすすめです。

高齢者施設での母の日のプレゼントで気を付けたいこと

入居型の施設ではやはり共同生活となりますから、他の入居者とのトラブルの原因を作らない為にも強い香りがする芳香剤や大きな音が出る物、高価な品物は避けましょう。

また、母の日といえばカーネーションやお花のプレゼントが定番ですが、生花や植物のプレゼントはあまりおすすめできません。理由は水をあげたりお世話が必要となり自分一人で管理することが難しかったり、虫などが出る可能性もある為です。

食べ物やスイーツ等のお菓子に関しては服薬している場合に合わない食材があったり、甘い物や塩分を制限している可能性もあります。

パジャマや洋服は着脱しやすいもの(前開きならボタンは大きめの物)、介護の妨げにならないようピッタリし過ぎない素材やサイズ選びも重要です。

また、認知症の方の場合は口に入れてしまう危険がある為、プレゼント選びは慎重にしましょう。

「これ、大丈夫かな?」と少しでも心配がある場合は、前もって施設の職員に相談や確認をしてから購入することが大切です。

高齢者施設の職員による母の日のプレゼントは何が良い?

老人ホームやデイサービスなどの介護施設では、母の日に合わせてさまざまな内容のレクリエーションやイベントが開催されます。

当日は母の日らしく施設内を飾り付けすると気分が盛り上がります。また、一人ひとりに向けて感謝の言葉を書いたメッセージカードを用意すると更に喜ばれ、大切な思い出になるかと思います。

<高齢者施設でのおすすめレク一覧>

・美容レク

普段お化粧をする事がなくなった高齢者の方に大変喜ばれるのがスキンケアやメイク、マニキュア等を施す美容をテーマにしたレクリエーションです。やはり何歳になっても女性は綺麗になると心がウキウキし表情も明るくなるものです。

女性の介護スタッフが行っても良いですし、最近では美容学校の生徒や高齢者施設に向けた美容のボランティアの方も増えていますのでお願いしてみるのもおすすめです。

・子どもたちとの交流会

近隣の保育園や幼稚園と協力し、子どもたちと交流イベントを実施する施設も多くあります。子どもたちとの交流は高齢者の方にとってパワーの源。昔の育児体験を思い出して脳の活性化を促したり、子どもたちの笑顔を見て元気をもらえる時間になるはずです。

・家族を招いた食事会

老人ホームでは母の日に利用者の家族を招き、いつもより少し豪華なメニューでお祝いするといったサービスを行う施設もあります。施設で用意されたメニューですから、大きさや固さも考慮され、健康面で問題のない食材や味付けがされているので安心して楽しく食事をすることが出来ます。

母の日に喜ばれる人気のギフト5選

実際に高齢者施設を利用している方に贈る母の日のプレゼントとして人気の商品を5つ紹介いたします。

■ブリザーブドフラワー

先ほど生の花はおすすめできないと書きましたが、お世話や手入れの必要がないブリザーブドフラワーは母の日に大変おすすめで人気ランキングでも常に上位のプレゼントです。

花束や鉢植え、箱入りなどさまざまなデザインがあり長期間楽しめるため、お部屋に飾っておくだけで雰囲気が明るくなり目に入る度に心が温かくなるでしょう。

■写真立て

こちらもブリザーブドフラワーと同様、自室に置いて楽しめる人気のプレゼントです。家族の写真やペットの写真等、大切な人や好きな物の写真を入れて渡してあげると更に喜ばれるはず。おしゃれなデザインや柄の写真立てがたくさんありますから、好みに合わせて選んでみましょう。

■靴

お散歩や室内履きで履く歩きやすい靴もおすすめです。転倒しにくい物や高齢者の方でも履きやすいデザインの物がたくさん売られています。せっかくの贈り物ですから、実用性や優れた機能はもちろん、気持ちが明るく外出が楽しみになるように、おしゃれなデザインの物をプレゼントするのはいかがですか?

■ぬいぐるみ、人形

近年、高齢者の方へのプレゼントに人形やぬいぐるみが人気なのをご存知ですか?中にはおしゃべりし会話ができる物もあり、孫やペットのように愛着が沸くことも少なくありません。また、ぬいぐるみを撫でたり抱きしめるだけで「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌され、気持ちがリラックスしたりストレスが解消されたり、不安や恐怖を取り除くセラピー効果もあり、介護予防の期待もできます。

■ビデオレター

施設に入居されている場合は職員の協力が必要となりますが、家族や親戚、友人などのメッセージ入りビデオレターもよいかと思います。ここ数年コロナにより面会が難しくなり長い間家族と会えていないという方もたくさんいらっしゃいます。そこで少しでも顔を見せられるビデオレターは喜びと感動を与えられるはずです。

まとめ

いかがでしたか?

以上のように、高齢者施設に入居(通所)している方の母の日を祝う方法やプレゼントには考慮しなければならない点がいくつかありますが、一番大切なのは感謝の気持ちを込めることですよね。

2022年夏の現在も残念ながら日本はコロナ関連のニュースであふれ、高齢者施設に会いに行くことや大勢で集まることが難しい状況が続いていますが、心を込めたプレゼントを贈って少しでも近くに感じてくれるよう、そして気持ちが伝えられるよう祈っております。

デイサービスを利用する際の介護保険の適用について

介護施設や介護サービスを探す際、必ずといって出てくるのが「介護保険」ですよね。

今回の記事では、デイサービスの利用における介護保険についての基礎を、簡単に解説したいと思います。

これらの内容は施設や地域、サービスによっても異なる場合がありますので、詳細については担当のケアマネ、役所、地域包括支援センターの職員にお問い合わせください。

ご紹介した内容が役立ち、介護サービスの選び方の参考になれば嬉しいです。

デイサービスは介護保険の居宅サービスの1つ

デイサービスは介護保険事業の介護保険サービスの中で12個ある「居宅サービス」に分類されるサービスです。

居宅サービスとは、自宅で生活を送っている人を対象とした介護保険の介護サービスを指し、その費用は要支援または要介護度、利用するサービス、利用する時間(通常は7時間以上8時間未満)、居住する市区町村によって変わります。

ちなみにデイサービスは、日常生活に必要な機能の向上や維持、改善の為の指導や介助が受けられる自宅で生活をしながらサービスが提供される介護施設へ通うサービスで、移動は事業所の車で送るので交通手段のない方や車いすの方でも安心です。

<介護保険サービス:居宅サービスの一覧>

・訪問介護

・訪問入浴介護

・訪問看護

・訪問リハビリテーション

・居宅療養管理指導

・通所介護(デイサービス)

・通所リハビリテーション(デイケア)

・短期入所生活介護

・短期入所療養介護

・特定施設入居者生活介護

・福祉用具貸与

・特定福祉用具販売

デイサービスは医療費控除できるの?

介護保険で受けることができる介護サービスには、デイサービスを含む福祉系のサービスと、介護老人保健施設や短期入所療養介護などが含まれる医療系のサービスの2種類があります。

医療系サービスについては治療を目的としたサービスなので、医療費控除の対象となりますが、デイサービスの場合は治療を目的としていない為、医療費控除を受けることは出来ません。

基本的にデイサービスは医療費控除の対象外ではありますが、医療系のサービスと併用している場合には状況によって対象となるケースもあります。

デイサービスの利用には介護保険における要介護認定が必要

デイサービスを利用する条件として、介護保険における「要介護認定」を受ける必要があるというのがデメリットでしょうか。

しかし要介護認定を受け、認定されることで介護保険被保険証が居住する市区町村から交付され、デイサービスの利用料の自己負担額が1割となるので、大きな負担軽減となります。(高所得者の場合は2割または3割の負担となる。)

要介護認定は申請が少し手間ではありますが、介護保険は必要な介護を安い料金で受けられる他、他の人の交流できる環境、介護士や看護師による健康管理や作業療法士や理学療法士といった専門職による訓練が受けるられる等、メリットの方が多いでしょう。

要介護認定には二種類あり、65歳以上の第一号被保険者と、40歳以上65歳未満で特定疾病が原因により認定を受けた第二号被保険者に分けられます。

デイサービスを利用したい時の流れ

デイサービスの利用を希望するにあたり、居宅介護支援の事業所に所属するケアマネジャーが担当し、対応します。

介護サービスは理解するのが難しい内容が多いですが、親切に教えてもらえます。

ケアマネージャーは本人とその家族に対し、困っていることやサービスに希望すること等を聞いてまとめ、要介護と同じようにケアプランと呼ばれる居宅サービス計画を作成して利用する介護サービスの詳細を決めていきます。

介護保険で利用できるデイサービスと一言でいっても、施設ごと、様々な特徴を持っています。

特に最近は運営する会社によって色々な趣向を凝らしており、リハビリに特化したデイサービス(機能訓練型デイサービス)や認知症の方に向けたデイサービス、宿泊ではありませんが日中だけでなく夜間までの1日(長時間)滞在ができる施設、入浴の有無、規模の大きさ、レクリエーションの内容にも違いがあります。

資料を取り寄せたりサイト等から情報を得て、身体の状態に合わせ、気になる所があれば見学や体験の予約を入れましょう。

ケアマネジャーは地域のデイサービスに関連する専門の知識が豊富ですので、相談の上、見学の予約を入れてもらうことも可能です。

実際に見学や体験をすることで、職員やスタッフ、他の利用者の雰囲気を知ったり、食事の内容や介助、設備についても直接見て感じることが出来ますので重要です。

幾つかの施設を見て検討し、決めた後は、次にデイサービスより具体的に提供されるサービスの内容や送迎についての説明を受け契約を交わし、いざ利用開始という流れになります。

要介護認定を受けていなくてもデイサービスを利用することが出来る?

要介護認定を受けていない人でもデイサービスを利用することが出来る場合があります。

その際は、まずは地域包括支援センターや、お住まいの地域の役所にある介護保険の窓口に問い合わせをしてみて下さい。

厚生労働省が示す「基本チェックリスト」という項目に沿って、センターの職員が高齢者に対して質問し、確認を行います。

これを行うことで、要介護の認定が出そうにない場合でも、この基本チェックリストに該当することで要支援1~2、日常生活総合事業対象者のいずれかとして認定され、デイサービスの中の「介護予防サービス」を利用できる場合があります。

これはその名の通り介護予防や生活支援、自立支援を目的として実施されているサービスで、地域包括支援センターにて介護予防ケアプラン(介護予防ケアマネジメント)の作成を行ってもらい、利用することが出来ます。

その他の介護施設における介護保険の適用について

通所とは異なり、入居型の介護施設では介護保険は適用されるのでしょうか?

有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、小規模多機能型居宅介護、グループホーム等といった入居型の介護施設でも介護保険が適用されるサービスが提供されますが、対象となるサービスや適用に必要な手続きの方法については確認が必要です。

また、介護付きの老人ホーム等は施設の中で介護サービスを受ける為、デイサービスのような外の介護サービスを受けることは出来ませんので注意しましょう。

要支援2とは?デイサービスに通えるの?要支援2が利用できるサービスを徹底解説!

要支援2とはどんな状態?

介護サービスや制度は複雑で分かりにくいという問題があり、自分や家族がどの様なサービスを受けることが出来るのか分からないという方が多くいらっしゃいます。

特に介護の必要のない要支援2の場合、デイサービスや訪問介護を受けることは出来るのか?利用できるサービスに制限はあるのか?等、具体的に知りたいとの声もよく聞かれます。

そこで今回の記事では、そのような方に向けて知っておいて損はない、要支援2の状態や利用できるサービスの情報につい紹介して参ります。

是非最後までご覧いただき、サービスを探している方の参考になれば幸いです。

介護は必要ではないが支援が必要

要介護認定は厚生労働省より要支援1~2、要介護1~5という全部で7段階の区分に分けられています。

要支援2というのは要支援1の次に症状が軽いもので、日常生活を送る中で介護は必要ではないものの支援が必要であるという状態の方です。

目安としては高齢により身体機能の低下はありますが食事や排泄等は自分の力で行うことが可能で、立ち上がりや両足で立つ、歩行、掃除や洗濯等の身の回りの家事を行う際に一部手助けが必要となります。

認定基準

介護認定において「要介護認定基準時間」という介護に必要な時間を定めたものが介護度を判断する基準の一つとして活用されていますが、実は要支援2と要介護1は同じ”32分以上50分未満”とされています。

その為、時間以外にも入浴など基本的な生活に必要な動作が困難か、介護や介助が必要な度合、そして最も大きな違いの特徴として理解力が低下しているか(認知症があるか)といった事を含めて判定を行っています。

ちなみに要支援1と異なる主な点は、家事の際にサポートや見守りが必要な場面が多いか少ないかといった事が挙げられます。

認定基準

介護認定において「要介護認定基準時間」という介護に必要な時間を定めたものが介護度を判断する基準の一つとして活用されていますが、実は要支援2と要介護1は同じ”32分以上50分未満”とされています。

その為、時間以外にも入浴など基本的な生活に必要な動作が困難か、介護や介助が必要な度合、そして最も大きな違いの特徴として理解力が低下しているか(認知症があるか)といった事を含めて判定を行っています。

ちなみに要支援1と異なる主な点は、家事の際にサポートや見守りが必要な場面が多いか少ないかといった事が挙げられます。

要介護認定を受ける手続きと流れ

要介護認定を受けるには、お住まいの市区町村にある介護保険の窓口において審査の申請を行いましょう。本人の他に家族、地域包括支援センターが代理で申請することも出来ます。

かかりつけの主治医や指定の病院で診断を受け意見書の作成をしてもらう事も必要です。

その後、本人の症状を確認する為に訪問調査が行われ1次と2次審査を経て判定され、結果が送付されるまで一ヶ月程かかるようです。

要支援2はデイサービスを利用できる?

要介護認定を受けた人は介護給付を受けて介護保険サービスを利用できるようになりますが、介護度ごとに受けられるサービスは異なります。

要支援2の場合、どのようなサービスを受ける対象となっているのでしょうか?

支給限度額について

要介護度の区分ごとに「区分支給限度額」というものがあり、地域によって多少異なりますが要支援2の場合は月額で10万5,310円程度です。限度額までは利用者の収入によって決められた1割~3割を負担し、限度額を超えた分は全額が自己負担として請求されます。

要支援2の人が利用できる介護サービス

要支援2の高齢者の方は以下のような介護を予防する為のサービスを受けることが出来ます。介護予防サービスには大きくわけて在宅と施設に入居する2つのタイプがあります。それぞれ一覧でご紹介します。

■在宅介護予防サービス

・介護予防訪問入浴介護・介護予防訪問リハビリ・介護予防訪問看護・介護予防居宅療養管理指導・介護予防通所リハビリ(デイケア)・通所介護(デイサービス)・介護予防短期入所生活介護(ショートステイ)・介護予防短期入所療養介護(医療型ショートステイ)

■施設介護サービス

・有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)・グループホーム(認知症がある場合)

※要支援2で利用できる介護施設の種類は多くありませんが、これらの施設に入居する場合は日常生活の支援や機能訓練といった「介護予防特定施設入居者生活介護」を受けられるというメリットがあります。

その他サービス

要支援2でも介護予防を目的として住宅のリフォームにかかる費用に補助金(介護予防住宅改修費)が利用できます。

また、状況に合った福祉用具をレンタルすることも可能です。要支援2は福祉用具や介護予防サービスを利用することで自宅で一人暮らしが出来たり機能の維持や改善できる可能性が高いので、今後も自立して生活できるよう介護予防をしていきましょう。

まとめ

要支援2は介護予防の為の様々なサービスの提供を受けられますが、デイサービスやヘルパーを週に何回利用できるかといった回数や費用、実施されるサービスの内容はそれぞれの利用者により異なりますので、居宅介護支援を通して知識が豊富な専門家である担当のケアマネジャーとよく相談をし、適切なケアプランを立ててもらいましょう。

施設に入居する場合、条件が厳しい介護老人保健施設や特別養護老人ホームには入れませんが、サ高住なら介護度が高くなっても対応できるのでおすすめです。

デイサービスや施設の利用を探す時には、必ず契約する前に見学に行くことも重要です。資料やサイトだけでは分からない環境や設備、職員や利用者の雰囲気、ケアの方法などが自分に合うか分かりますし、直接質問や説明を受けられて安心にもなります。できればいくつか比較して選ぶ事が良い選び方のポイントです。

デイサービスで1日過ごすのが苦痛!『風呂だけ利用』はできる?

デイサービスで「風呂だけ」利用は可能か

入浴を嫌がる高齢者が意外と多い

一般的な通所介護、通称デイサービスでは、朝9時から夕方5時まで、1日を通してサービスが提供されます。

サービスの内容としては食事や入浴、機能訓練やレクリエーション等がありますが、施設で過ごす1日の中には空いている時間もある為、その時間は職員やスタッフ、他の利用者とお話をしたりしてゆっくりと過ごします。

一見、のんびりと過ごしながら人との交流もあり、日常生活に必要な介助も受けて楽しく過ごせるだろうな、と感じるかと思いますが、実際に利用されている高齢者の方の中には

「1日デイサービスの施設で過ごすのは疲れてしまう。」

「必要なサービスを受けたら自宅に帰りたい。」

と感じて、結局デイサービスの利用をやめてしまうという方も少なくありません。

確かに高齢者に限らず、集団での生活が苦手な人にとってはレクや空き時間は苦痛に感じてしまいますよね。

また、認知症の方は慣れない場所への外出や人と接することを嫌がったり強く不安を感じる傾向が高く、デイサービスへの入所に拒否反応を示す方が多くいらっしゃいます。

しかし自宅で過ごす場合、入浴を嫌がる高齢者や認知症の方というのが意外と多くおり、せめてデイサービスで風呂だけ利用してもらえないか、という家族からの切実な声もよく耳にします。

果たしてデイサービスはそのような目的での利用の仕方ができるのでしょうか?

今回の記事では、そんな疑問についてお答えします。ぜひ最後までご覧ください。

短時間サービスの事業所を選ぶことがおすすめ

以上のように、日帰りとはいえ1日という長い時間を過ごすことや風呂だけ利用したいという場合には、短時間型のデイサービスの利用をおすすめします。

このような施設は『半日デイサービス』とも呼ばれ、午前と午後に分けられているのでどちらか希望の方を選んで利用できるという特徴があります。午前も午後もそれぞれ2~3時間程度と短時間になります。

半日デイサービスでは基本的に昼食は出ず、合わせて入浴のサービスも提供していない事業所も結構あります。その為、利用者は食事や入浴に介助の必要がない人が多いのですが、施設ごとにサービス提供内容が違いますので先述のように「風呂だけ利用」を希望されている場合には必ず入浴のサービスがあるかどうかを確認して下さい。

半日デイサービスを選ぶメリット

それでは半日デイサービスを選ぶ主なメリットを3つ、以下にご紹介します。

必要なサービスだけを受けられる

半日デイサービスは2~3時間。「風呂だけ」「リハビリだけ」等の必要なサービスを受ければあっという間に送迎の時間がやってきます。

もちろん毎回バイタルチェックも行われますので、日々の健康をチェックすることが出来て安心ですね。

利用者の負担が少ない

長時間デイサービスで過ごすのは疲れてしまうという方にとって、半日デイサービスであれば1日の半分は自由に過ごすことが出来ます。

午前にデイならサービスを受けた後はお昼寝やお出かけを、午後にデイなら朝はゆっくり過ごす等、生活にメリハリが出来て充実させることが可能です。

デイサービスを嫌がる方でも通いやすい

この様な理由から、外出やデイサービスへの通所を嫌がる方、”介護施設”に抵抗がある方でも、滞在時間が少ないことで必要以上に人とコミュニケーションをとることはなく、心身にかかる負担も少ないため通いやすいというメリットがあります。

また、契約を決める前に本人と一緒に事前に施設を訪問して見学や体験を受けることで、通う前に抱いていた不安が軽減されることもありますので、是非直接施設へ足を運んでください。

半日デイサービスを利用する流れ

半日デイサービスも一般的なデイサービスと同様に介護保険サービスになりますので、利用の条件は要介護の認定を受けることが必要です。

お住まいの地域の市区町村にて申請をし審査が行われ、承認されることで介護度の判定がされます。

次にケアプランの作成を行います。自分でプランを立てることも出来ますが、専門的な知識が必要なのでケアマネジャーに作成を依頼します。

その際は利用者本人や家族から普段どのようなことで困っているか、施設での過ごし方に対する希望などをよく聞き取りし、相談しながらどのようなケアや支援、対応が必要かを考えてプランが立てられます。

その後サービスを受ける事業所をいくつか紹介してもらってその中から選定し、契約して利用開始となります。

それでもデイサービスを嫌がる場合

例えば入浴を嫌がる場合。本人の体が動かしにくい状態だったり車椅子を利用している方は自宅の一般的な風呂場では転倒の心配や構造上入浴が難しいため、尚更入浴を嫌がる傾向にあります。

デイサービスであれば設備も整っており介助もしてもらえますが、それでも通うことを嫌がり通所が困難な場合には、自宅で在宅したまま介護を受けていただける訪問介護(訪問入浴介護)を利用するという方法もあります。

訪問介護では、入浴が難しい状況の方でも安心して入ることが出来る専用の浴槽や訪問入浴者を用意して看護師と介護スタッフが訪問してくれる為、外出することなく”風呂だけ利用”することが可能です。

家族としては週に1~2日でもデイサービスに行ってくれた方がで介護で疲れた体を休めたりリフレッシュする時間に使えて負担が軽くなるかと思いますが、どうしても通えない場合には訪問介護を利用してせめて入浴だけでもこのような福祉のサポートを受けて、少しでも負担軽減を行いましょう。

デイサービスの送迎は病院の送迎も可能?

居宅介護支援においてケアマネージャーに相談し介護施設への入所が決まると、通所系サービスでは送迎が実施されます。交通の便が悪かったり移動が難しい方にとっては非常に便利なサービスですよね。ただ移送するだけでなく、乗降の介助や準備の支援も行い、必要な知識や技術、資格の研修を受けている職員が担当するので安心してご利用いただけます。しかし中には送迎が不要な方や病院が発着となる場合もあるかと思います。

そこでこの記事では、介護サービス送迎において病院への送迎が可能なのか、送迎不要時、介護タクシーについての内容を簡単に説明致します。参考になると嬉しいです。

介護サービスの送迎

送迎で出来ることと出来ないこと

基本的にデイサービスや通所リハビリテーション(デイケア)、短期入所介護(ショートステイ)等の通所系の介護サービスを受ける際、自宅と施設の間の移動は事業所の車を使った送迎サービスを介護保険で受けることが出来ます。

送迎サービスは”居宅と事業所間がとなり、それ以外の場所での乗降は原則として認められていません。

ただし毎日訪れて食事や入浴といった生活の拠点となっている場所や家族の家、宿泊している場所といったような場合には利用者の自宅でなくても送迎が可能です。

デイサービスの利用者の方の中には、病院の受診後にデイサービスに行く又はデイサービスの後に病院を受診する予定がある方も多いかと思います。

これはやむを得ない場合は認められることがありますが定期はNG。定期的に通院する場合はデイサービスの利用日は避けて受診するようにしましょう。

送迎減算

利用者が自分で施設まで移動したり利用者の家族等が送迎を行ったり、別のサービス事業者が送迎を行うといった事業所の送迎を使わない場合は”送迎減算”の対象となります。

その中で2021年度の介護報酬改定において、通所系サービスの事業所から病院への送迎に係る乗降介助において送迎減算の算定が可能となりました。

これは訪問介護の通院等において利用者の身体的、経済的負担の軽減や利便性の向上といった目的によるものです。(訪問看護では居宅で看護を行う為送迎は行っていません。)

概要を簡単に以下でご紹介します。

<送迎減算の対象サービス一覧>

・通所介護(デイサービス)

・通所リハビリテーション(デイケア)

・地域密着型通所介護

・(介護予防)認知症対応型通所介護

<適用要件>

利用者の居宅と指定の事業所の送迎を行わない場合に片道ごとの送迎減算が適用される。

<送迎減算の単位>

片道につきマイナス47単位

<留意点>

・同一建物等減算の対象となっている場合は送迎減算の対象にならない。

・当該の通所介護事業所などの設備を利用した宿泊サービスを利用する場合でも、送迎をしていなければ送迎減算の対象となる。

・訪問介護においては居宅と事業所の間の病院から病院への送迎や事業所から病院への送迎に関して通院等乗降介助が認められる。訪問介護事業所が通所系サービスへの送迎を行ってこの加算を算定する場合に通所系サービスの送迎減算が適用されます。

詳細は厚生労働省による介護保険報酬に関連するサイトの案内をご確認下さい。

通院には介護タクシーがおすすめ

居宅から病院までの送迎は介護タクシーが利用出来ます。医療機関へ定期的に通院が必要となる場合は特に介護タクシーの利用がおすすめです。

一般的なタクシーと同じくらいのメーター料金で計算されることが多いですが、時間による運賃設定、距離による運賃設定をしている事業者もありますので事前に情報を確認しましょう。

また、以下の条件を満たすことで介護保険を適用することも可能です。

<介護保険の対象となる条件>

・自宅、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、ケアハウス等に居住している人

・要介護1~5に認定されている人

・移動する目的が日常生活上または社会生活上必要な行為に伴う外出である(例:病院、買い物、公的機関、選挙など)

デイサービス等の送迎と同様、乗降時の介助や外出準備の介助、その他病院のスタッフとのやりとりや支払い、薬の受け取り等のサポートも行ってくれる便利なサービスですので、ケアマネジャーに利用の相談をしてみてはいかがでしょうか。

デイサービスでの朗読が高齢者の方にもたらす効果について

デイサービスでは利用者に対し、施設のスタッフあるいは福祉のボランティアの方による支援で本や絵本の朗読会や読み聞かせのサービスをレクリエーションやイベントの一環として実施している施設は多いかと思います。

そこで今回の記事では、デイサービスで朗読を行う効果を読み聞かせと音読、それぞれに分けてご紹介していきたいと思います。

デイサービスで朗読を行う効果~読み聞かせ~

認知機能の向上

本の話の内容を聞いて空想や想像をしたり、自分の過去のことを回想したりしますよね。

これは回想法といって認知機能を向上させたり、認知症の予防につながる心理療法の一つなのです。

本の朗読や読み聞かせは、この回想法の効果が期待できます。

朗読後は感想や思い出した自分の体験を他の利用者や職員と語ることで、より高い効果を得ることが出来ます。

笑顔が増える

面白くて笑えるストーリーの本の読み聞かせをすると、利用者の方の笑い声をたくさん聞くことが出来ます。

笑うことは皆さんご存知の通り健康効果が抜群!

脳の活性化はもちろん、免疫力があがったりストレスが軽減したりとたくさんの効果があるのです。

なかなか笑う機会がない日々の中で、思い切り笑う時間を作ることはとても大切です。

コミュニケーションが増える

上記でご紹介したように、朗読を通して他の人と語り合ったり笑いあったりすることでコミュニケーションの機会が増えます。

楽しいコミュニケーションは生きることや生活をすることに対して前向きな気持ちを起こさせ、デイサービスに通うことが楽しみになります。

ぜひ朗読をきっかけとして人との交流の場を作っていただきたいと思います。

デイサービスで朗読を行う効果~音読~

口腔機能の改善

高齢者に限りませんが、日常生活の中で人と会話をすることが少なくなると、食べ物を噛む力、飲み込む力といった口腔機能の低下につながり、滑舌も悪くなっていきます。

音読は必然的に唇や舌をたくさん動かしますので、このような口腔機能を改善する効果が認められています。

機能が改善することによって滑舌も良くなり人と会話をすることも楽しめるようになりますし、咀嚼する力もついて食事を楽しく美味しく感じられるようになりますね。

脳の活性化

70歳以上の音読をを行った人と行わなかった人とでは、半年間で認知機能に大きな変化が出ているそうです。

音読は文字を読むだけでなく声に出し、更にその声を耳から聞くという処理を体(脳)が行っています。

音読をすると脳の血流が増え、記憶や学習、思考、感情を司る前頭前野が活性化されることも実験で分かっています。

ストレス解消

声を出す、更に普段の会話よりも大きな声を出すと気分がすっきりする感覚になったことはありませんか?

デイサービスで他の利用者に向けて朗読を行う場合、いつもより大きく声を出すことになります。

するとストレスホルモンが減少して気持ちが落ち着いたり、やる気が出てきたりといった精神面への大きな効果も期待できるのです。

デイサービスで朗読を行う際の注意点

本の選択はよく考えて

デイサービスで本の読み聞かせを行う際、作品によっては「子ども扱いをされている」と感じてしまう利用者の方もいらっしゃいます。

小さな子どもに読んであげるような本ではなく、大人や高齢者が楽しめる、興味を持てる作品選びを行いましょう。

利用者の方にどのようなお話の本が読みたいのか相談やヒアリングをしてみるのも良いかも知れません。

例えば民話(昔話)や神話、季節に合った話、最近では介護用に制作された紙芝居も作成されており、多くの高齢者の方に喜ばれています。

高齢者向けの本の情報を紹介しているサイトもありますので、本を選ぶ際の参考にされても良いかも知れません。

読み方にも工夫を

大型本や紙芝居であればしっかりと絵が見えるため、読み手の声だけでなく視覚の刺激からも利用者が楽しむことが出来るのですが、そうではない本の場合は参加者の聴覚のみを頼りにしなくてはなりません。

ですので、読み手の方はできるだけ大きな声ではっきりと読み、内容が伝わるように抑揚や感情をたっぷり込めて読むことが大切になります。

デイサービスを複数利用することは可能?

デイサービスに通っている方の中には、現在の施設だけでは目的や目標が達成できないと感じていらっしゃる人もいます。

お住まいの地域でデイサービスを探すと複数ある場合、それぞれの特色や実施しているサービス内容にも違いがあり、曜日によって通う施設を選択できたらなぁ、という声も聞かれました。

そこでこの記事では、複数箇所の利用を希望される方に向け、併用の可否や実際に認められたケースについてご紹介して参ります。

デイサービスは複数の事業所を併用できるのか

複数箇所の利用は可能

デイサービスは基本的に食事や入浴等日常生活における動作のサポートや、個別や集団の機能訓練や介護予防の運動、レクリエーションといったサービスと、自宅と施設間の送迎を受けることが出来ます。

また、デイに行っている間は家族の方の介護の負担を軽減させるという目的もあります。

利用する時間や回数は要介護度によっても異なります。

本来は1か所に1本化することが望ましいとされていますが、通っているデイサービスの施設だけでは必要な支援を満たすことや目標を達成することが難しい等、理由によっては複数箇所のデイサービスに通うことが認められています。

デイケアの場合

介護保険の制度では一箇所の事業所でリハビリを受けることを前提として考えられていますが、原則、デイケア(通所リハビリ)の複数の事業所を併用することは、デイサービスと同様禁止されておらず、問題にはなりません。

というのも、デイケア施設ではそれぞれの事業所によって実施しているリハビリの内容に違いがありますので、利用者の方の状態によって複数の事業所でリハビリが必要であるとお住まいのエリアの市区町村が認めた場合には併用が可能となります。

ただし、お住まいの市区町村によってこれを認める基準が異なる場合がある為、注意しましょう。

デイサービスを複数箇所利用できるケース

利用目的の違いが明確であること

先述した通り、複数の事業所でデイサービスを受けたい場合は理由によって可能となりますが、その対象となるには”それぞれの施設を利用する目的の違いを明確に説明できること”が必要です。

例えば、普段は週に1回、半日デイサービスを受けていて、他の1日型のデイサービス施設で入浴や食事がしたいという希望や、機能訓練を目的にした施設と休息を目的とした施設を併用したい場合等です。

複数の事業所で同じ内容の介護サービスを受けることは原則として認められません。

要介護1~5の方であること

デイサービスを利用するには、基本的に要介護認定を受け認定された65歳以上の方であることが必要です。

要介護度の段階は、要支援1~2、要介護1~5の全部で7段階に分けられ、このうち要支援1~2の方においてはデイサービスの事業所1か所で介護サービスの提供を受けることが可能です。

そして要介護1~5に関しては、理由によって複数箇所の事業所でデイサービスを受けることが出来ます。

介護保険の自己負担額

デイサービスは介護保険サービスとなり、利用者が負担する費用は介護サービスにかかる費用の1割となっています。(一定以上の所得者は2割~3割)。

ちなみに75歳の方の訪問看護も自己負担1割(一定以上の所得者は2割~3割)、訪問介護や施設に入居する介護老人保健施設、介護療養型医療施設、短期入所療養介護の場合は内容によって異なります。

決められた自己負担額の上限を超えた場合には、高額介護サービス費として限度を超えた分を介護保険から支払われる制度や介護目的の住宅のリフォーム費用を負担してくれる制度もあります。

1回ごとや月額の利用料、請求の流れ、申請の方法など不明な点は自治体の対応する窓口やケアマネージャーに質問し、ご確認下さい。

複数箇所を希望する場合はケアマネージャーに相談を!

複数のデイサービスの利用を希望する際はケアプランの変更を行う必要があります。

その為、担当のケアマネージャーに必ず相談し、目的や目標の設定を確認して計画しながら進めていきましょう。

デイサービスを含めた介護保険制度や事業の概要や関連した詳しい情報については以下のサイトに一覧で掲載されてます。介護保険法の改正内容も更新されていますので、必要な情報を探し活用して下さい。

厚生労働省 介護保険制度の概要

病院への送迎も可能?デイサービスの送迎について

日常生活の介助やリハビリを目的に居宅から介護施設へ通所して介護サービスを受けるデイサービスですが、交通手段のない方や身体的に移動が困難な方でも安心して通えるよう送迎サービスを行っています。そこでこの記事では、デイサービスにおける送迎に関する内容や居宅以外の送迎の可否についての情報をご案内させて頂きます。

デイサービス(通所介護)利用時の送迎ルール

送迎も介護サービスに含まれる

デイサービスは自宅から施設に通所して介護サービスを受ける施設です。そのためデイサービスを利用する際、自宅と施設間の送迎も介護サービスの一環として提供されます。

車いすを利用している方でも車いす用の送迎車を使いますので、もちろん送迎をご利用いただくことが可能です。ご家族の方にとってもデイサービス利用時に送迎の負担がかからないので在宅したまま安心して送りだすことが出来ますね。

送迎範囲はどこまで?

デイサービスの事業所ごとに対象の送迎エリアが決まっています。概ね車で片道30~40分程の範囲をサービス提供地域としているところが多く、その範囲を超えている場合はご家族による送迎が必要となります。

ただし厳格に決められているわけではない為、事業所によっては対応をしてくれる可能性もあります。重要事項説明書の記載外のエリアにお住まいの場合でも念のため施設や担当のケアマネージャーに相談してみることをおすすめします。

料金はかかるの?

送迎は先にお伝えした通り介護サービスに含まれているため、送迎を利用することで別途料金が追加されることはありません。

逆に送迎を利用しなかった場合には自己負担の割合により利用料金が安くなります。ただし利用者お一人で来所することは安全上の理由から止められるケースがほとんどです。ご家族による送迎は可能ですが、駐車場の利用など施設によって条件が設けられている場合もありますので、基本は施設の送迎を利用し、ご家族の送迎の場合は事前にケアマネージャーや施設に確認をするようにして下さい。

自宅以外の送迎について

デイサービスでの送迎は原則として施設と自宅間のみで行われます。しかし、お住まいの市区町村や事業所の方針によってはやむを得ない事情の場合に自宅以外への送迎も可能としています。以下、主に利用されている自宅外の発着場所と理由の一部をご紹介します。

自宅以外の主な送迎場所一覧

・病院

病院や診療所等の医療機関への受診が決まっており、診察時間や付き添い家族の事情等により自宅へ戻ることが困難である場合。

また、デイサービスで介護サービスを受けている最中に体調を崩すなど緊急で受診が必要となり、その後施設に戻ることなく帰宅する場合。

・家族の居宅

別居している家族の居宅に宿泊し、そこからデイサービスに向かう場合。またはデイサービスを利用した日に別居している家族の居宅に宿泊予定で、家族の事情により利用者が一旦自身の自宅へ戻ることが困難な場合。

・お店

デイサービスの利用終了後、生活必需品の買い物の為にどうしても立ち寄りが必要な場合。

・家族との待ち合わせ場所

デイサービスを利用当日、家族のやむを得ない事情により利用者の自宅以外で待ち合わせが必要となった場合。

・バスストップ方式

自宅前の道路が狭いなどの事情により、自宅まで送迎車両が入ることが困難な場合。

自宅以外の送迎時の注意点

自宅以外の送迎が必要となった場合、同じ送迎車両に他の利用者が同乗していることもあります。

送迎場所が通常の自宅送迎よりも時間がかかってしまう場合などは、同乗者全員の理解を得て配慮をする必要があることを忘れないようにしましょう。

介護ドライバーの仕事

ほとんどが介護職員の兼任

介護ドライバーとしてデイサービスなどの介護施設利用者の送迎を専門に行う仕事もありますが、多くのデイサービスでは施設の介護職員が兼任で送迎を行っています。

というのもデイサービスの送迎の際には利用者を自宅の中まで、あるいは自宅の中から介助して移動させる等の支援が必要であり、介護福祉士や介護職員初任者研修などの資格保有者が同乗しなくてはなりません。同乗しない場合には運転するドライバー自身がそれらの資格を有する必要がある為、介護スタッフ自身が送迎を行う方が効率が良いのです。

安全運転と気遣いを忘れずに

介護ドライバー専任で仕事をする場合、実働時間や給与が少ないため定年退職などをして時間にある程度余裕のある方たちが応募されるケースが多いようです。

人の命を預かる仕事なので安全運転は大前提。プラスして利用者の方への気遣いも大切です。

介護施設の送迎車による交通事故は多発している為、通常業務で疲れていても送迎する際は責任を持って交通ルールをしっかり守り運転することが重要です。

介護の仕事に興味があり運転が好きで安全運転にも自信があるという方でしたら、デイサービスや介護施設の採用情報をチェックして是非応募してみて下さい。