介護施設が受給できる助成金について

介護施設や介護サービス事業者に対する助成金は昔と比べると少なくなったものの、他の業界と比べるとやはり現在も利用できる種類は多い状況と言えます。

とはいえ種類が多い分、探し方や申請の方法など分からないことも多いでしょう。

そこで今回の記事では、介護施設や介護事業で使える主な助成金について簡単にご紹介して参ります。

是非最後までご覧くださいませ。

助成金って何?補助金との違いは?

そもそも「助成金」とはどのようなものかというと、対象となる一定の資格や要件を満たしていれば事業主が申請することで国や地方公共団体(あるいは民間の団体)から支給されるお金のことを言います。

よく似た使い方がされる「補助金」も国や地方公共団体から支給されますが、助成金と違って公募期間があり、採択できる件数や金額の上限などがあらかじめ決まっていて、申請すれば必ず交付されるとは限らない場合が多いといった特徴があります。

ただしこの二つは明確に区別されている訳ではなく、助成金といっても補助金のような扱いのものもあるので注意が必要です。利用を希望する際にはそれぞれの制度ごとの内容についてよく理解した上で申請し、活用するようにしましょう。

介護施設や介護サービス事業者が利用できる助成金・補助金の種類は何がある?

介護事業の助成金の探し方

介護施設や介護事業に向けた助成金・補助金は国や都道府県、民間団体など様々な所が実施しています。

その為、厚生労働省などの各省庁や自治体、福祉や介護に関連する団体のホームページ等を確認すると概要の案内や詳細な内容が掲載されている事がありますので、こまめにチェックしてみましょう。

また、中小企業基盤整備機構が運営する「J-Net21」は、助成金や補助金の情報をサイトで提供しており、メニューの中から必要な条件で検索し探すことが出来るのでおすすめです。

J-Net21のリンク

助成金・補助金を受ける方法

先述した通り、助成金も補助金も、それぞれ要綱で設けられた一定の要件を満たすことが必要です。その他に、助成金の場合には以下の要件を満たす必要があります。

・雇用保険適用事業所の事業主である

・支給のための審査に協力する

・申請の期間内に申請する

雇用保険の保険料も財源の一部としている助成金では、一人でも雇用している場合には雇用保険に加入していることが必須条件になります。これは法人であるか否かに限りません。

また、審査に必要な書類の提出を求められた際には応じなくてはなりませんので、前もって書類等の管理や確認を行っておくと良いかと思います。

介護事業の主な助成金の種類

介護施設や介護サービス事業が利用できる助成金や補助金の種類は多く、その中でも最近は新型コロナウイルスの感染を防止する対策やサービスに取り組む医療、看護、介護事業の支援を促進する為の補助金が注目されていますね。

各自治体により緊急で新たに給付金の体制を整え推進するも見られました。

また、認知症の方や要支援、要介護認定を受けた方が受けられる訪問介護や訪問看護、デイサービス等のサービスに対する介護保険による支援も助成金と言えます。

ここでは介護施設や介護サービス事業者が利用できる主な助成金の種類を一覧でご紹介します。

<人材を確保するための助成金>

・人材確保等支援助成金

※労働環境の向上、改善が目的

・中途採用など支援助成金

※中途採用率が上がるor45歳以上の労働者を初めて採用した際に支給

・特定求職者雇用開発助成金

※特定求職者とは高齢者や母子家庭の母親、障がい者といった就職が困難な人を指します。

・両立支援等助成金

<人材育成をするための助成金>

・キャリアアップ助成金

※非正規雇用社員の処遇の改善や正社員化への取組

・人材開発支援助成金

※さまざまな研修に取り組む事業者の支援する目的

<設備導入のための

・人材確保等支援助成金 介護福祉機器助成コース

・ICT導入補助金

・ICT補助金

・介護ロボット導入支援補助金

<その他>

・介護施設等の整備・改修等に係る補助金

・介護保険サービス利用者負担助成

※有料老人ホーム等に入所せず生活保護を受けず世帯全員が市民税非課税である場合

・介護サービス事業所・施設等における感染症対策支援事業等及び職員に対する慰労金

新型コロナウイルス感染症に関係する補助金(支援の継続)

・介護リフォーム費用(居宅介護(介護保養)住宅改修費)

※介護保険の制度で受けられる補助金

まとめ

いかがでしたでしょうか。

介護施設が受けられる助成金、補助金の種類は多くそれぞれの要件も異なるため、すべてを把握することは難しいですよね。

不明な点は自治体の指定の窓口へ質問や相談したり、各団体の事務局にお問い合わせいただき、必要な補助を受けて上手に活用しながら介護施設の運営を支えていきましょう。

要支援2とは?デイサービスに通えるの?要支援2が利用できるサービスを徹底解説!

要支援2とはどんな状態?

介護サービスや制度は複雑で分かりにくいという問題があり、自分や家族がどの様なサービスを受けることが出来るのか分からないという方が多くいらっしゃいます。

特に介護の必要のない要支援2の場合、デイサービスや訪問介護を受けることは出来るのか?利用できるサービスに制限はあるのか?等、具体的に知りたいとの声もよく聞かれます。

そこで今回の記事では、そのような方に向けて知っておいて損はない、要支援2の状態や利用できるサービスの情報につい紹介して参ります。

是非最後までご覧いただき、サービスを探している方の参考になれば幸いです。

介護は必要ではないが支援が必要

要介護認定は厚生労働省より要支援1~2、要介護1~5という全部で7段階の区分に分けられています。

要支援2というのは要支援1の次に症状が軽いもので、日常生活を送る中で介護は必要ではないものの支援が必要であるという状態の方です。

目安としては高齢により身体機能の低下はありますが食事や排泄等は自分の力で行うことが可能で、立ち上がりや両足で立つ、歩行、掃除や洗濯等の身の回りの家事を行う際に一部手助けが必要となります。

認定基準

介護認定において「要介護認定基準時間」という介護に必要な時間を定めたものが介護度を判断する基準の一つとして活用されていますが、実は要支援2と要介護1は同じ”32分以上50分未満”とされています。

その為、時間以外にも入浴など基本的な生活に必要な動作が困難か、介護や介助が必要な度合、そして最も大きな違いの特徴として理解力が低下しているか(認知症があるか)といった事を含めて判定を行っています。

ちなみに要支援1と異なる主な点は、家事の際にサポートや見守りが必要な場面が多いか少ないかといった事が挙げられます。

認定基準

介護認定において「要介護認定基準時間」という介護に必要な時間を定めたものが介護度を判断する基準の一つとして活用されていますが、実は要支援2と要介護1は同じ”32分以上50分未満”とされています。

その為、時間以外にも入浴など基本的な生活に必要な動作が困難か、介護や介助が必要な度合、そして最も大きな違いの特徴として理解力が低下しているか(認知症があるか)といった事を含めて判定を行っています。

ちなみに要支援1と異なる主な点は、家事の際にサポートや見守りが必要な場面が多いか少ないかといった事が挙げられます。

要介護認定を受ける手続きと流れ

要介護認定を受けるには、お住まいの市区町村にある介護保険の窓口において審査の申請を行いましょう。本人の他に家族、地域包括支援センターが代理で申請することも出来ます。

かかりつけの主治医や指定の病院で診断を受け意見書の作成をしてもらう事も必要です。

その後、本人の症状を確認する為に訪問調査が行われ1次と2次審査を経て判定され、結果が送付されるまで一ヶ月程かかるようです。

要支援2はデイサービスを利用できる?

要介護認定を受けた人は介護給付を受けて介護保険サービスを利用できるようになりますが、介護度ごとに受けられるサービスは異なります。

要支援2の場合、どのようなサービスを受ける対象となっているのでしょうか?

支給限度額について

要介護度の区分ごとに「区分支給限度額」というものがあり、地域によって多少異なりますが要支援2の場合は月額で10万5,310円程度です。限度額までは利用者の収入によって決められた1割~3割を負担し、限度額を超えた分は全額が自己負担として請求されます。

要支援2の人が利用できる介護サービス

要支援2の高齢者の方は以下のような介護を予防する為のサービスを受けることが出来ます。介護予防サービスには大きくわけて在宅と施設に入居する2つのタイプがあります。それぞれ一覧でご紹介します。

■在宅介護予防サービス

・介護予防訪問入浴介護・介護予防訪問リハビリ・介護予防訪問看護・介護予防居宅療養管理指導・介護予防通所リハビリ(デイケア)・通所介護(デイサービス)・介護予防短期入所生活介護(ショートステイ)・介護予防短期入所療養介護(医療型ショートステイ)

■施設介護サービス

・有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)・グループホーム(認知症がある場合)

※要支援2で利用できる介護施設の種類は多くありませんが、これらの施設に入居する場合は日常生活の支援や機能訓練といった「介護予防特定施設入居者生活介護」を受けられるというメリットがあります。

その他サービス

要支援2でも介護予防を目的として住宅のリフォームにかかる費用に補助金(介護予防住宅改修費)が利用できます。

また、状況に合った福祉用具をレンタルすることも可能です。要支援2は福祉用具や介護予防サービスを利用することで自宅で一人暮らしが出来たり機能の維持や改善できる可能性が高いので、今後も自立して生活できるよう介護予防をしていきましょう。

まとめ

要支援2は介護予防の為の様々なサービスの提供を受けられますが、デイサービスやヘルパーを週に何回利用できるかといった回数や費用、実施されるサービスの内容はそれぞれの利用者により異なりますので、居宅介護支援を通して知識が豊富な専門家である担当のケアマネジャーとよく相談をし、適切なケアプランを立ててもらいましょう。

施設に入居する場合、条件が厳しい介護老人保健施設や特別養護老人ホームには入れませんが、サ高住なら介護度が高くなっても対応できるのでおすすめです。

デイサービスや施設の利用を探す時には、必ず契約する前に見学に行くことも重要です。資料やサイトだけでは分からない環境や設備、職員や利用者の雰囲気、ケアの方法などが自分に合うか分かりますし、直接質問や説明を受けられて安心にもなります。できればいくつか比較して選ぶ事が良い選び方のポイントです。

夜まで介護サービスが受けられるデイサービスの需要が高まっています

夜まで居られるデイサービスとは?

デイサービスというのは要介護の認定を受けた高齢者が通常、朝から夕方まで日中の時間帯に介護保険サービスを提供する通所介護の施設です。

しかしここ数年、夜まで延長したり夕方の17時頃から夜までの時間帯にサービスを実施する施設が増えているのをご存知ですか?

提供されるサービスの内容は日中とほぼ変わりはありません。

そこで今回の記事では、「延長サービス」「ナイトデイサービス」「トワイライトデイサービス」等といった名称で呼ばれているこれらのサービスについて、夜間に対応する目的や実際に利用した高齢者の方、その家族の方の声をご紹介してまいります。

このサービスを普及させるために必要な課題についても記載していますので、是非最後までご覧くださいませ。

デイサービスを夜まで行う目的は?

家族の負担を軽減させるため

普段自宅で高齢者の介護を行っている家族にも様々な事情があります。

中には小さなお子さんを育てながら介護を行っているママや、会社で忙しく働きながら帰宅後や休日に介護を行っている方もいらっしゃいます。

すると当然、子どもが夜、発熱や体調不良を起こして病院に行かなくてはならなくなったり、仕事でトラブルが発生して急遽残業が必要になったりすることも出てきます。夜に用事が出来て外出しなければならない時もあるでしょう。

そんな時、自宅に高齢者の家族を一人で残したり、日中のデイサービスから帰宅する際に家で迎えられないといった状況に対して不安に思われる事かと思います。特に認知症の方の場合は夜間の徘徊もあり一人で残していく場合かなり注意が必要です。

それだけではなく、仕事と家庭と介護を両立していることで体力が限界に来ているというご家族も少なくありません。

夜までデイサービスを利用することが可能になると、そんな介護側の負担を少しでも軽減させる事ができるでしょう。

利用者の孤独感を軽減させるため

介護をしている家族だけではなく、実はデイサービスを利用されているご本人、特に一人暮らしをされている高齢者の方の声にも切実なものがあります。

普段暮らしている自宅以外の環境で日中の長い時間を過ごすと、いくら送迎はあるとは言え、居宅に帰宅後は疲れてしまい夜の食事を用意したり余暇を楽しむ気力や体力が出ないという声や、デイサービスの施設で他の職員や利用者と過ごした後に一人の自宅に戻ると孤独を強く感じるという声が少なくないのです。

夜というのは高齢者に限らず若い人でも孤独を感じやすい時間帯ですから、その不安や寂しさはよく理解できます。

そこで夜までのデイサービスを利用することで、みんなで夕食を食べたり、夜間に入浴の介助を受けたりして楽しく温かな環境の中で安心して夜を過ごすことができ、生活のしやすさや身体の快適さはもちろん、それ以上に心のケアとなる事でしょう。

デイサービスを夜まで利用した人の感想

離れて暮らしているご家族に勧められて夜までのデイサービスを利用されている高齢者の方は、これまで日中のデイサービスを利用していた頃は夕食を一人で外食でとるしかなかったとのこと。

夜までのデイサービスを利用するようになってからは”他の人たちと楽しく食事をし、お風呂やトイレ、歯磨きも済ませて家に帰ったら寝るだけ”と、とても快適に安心して過ごせる上に家族の心配や負担を減らすことも出来て大変満足されているそうです。

また、ご家族にとっても安心して残業が出来る、自分に何かあっても施設で遅くまで支援してもらえる、栄養バランスの良い夕食をしっかり食べてきてくれる等といった喜びの声が多数聞かれます。

まとめ:デイサービスの夜間サービスの普及に必要なこと

共働きの夫婦が増えている中、1日仕事をしながら自宅で介護も行うのは本当に大変なことです。

日中のデイサービスでは帰宅する時間に間に合わなかったり、急な用事や他の家族が病気になることもありますので、家族と介護を受ける高齢者、双方にとって負担は募ります。

そのため、今回ご紹介したような夜間のデイサービスの需要は非常に高まっているのですが、夜間は看護師が不在になったり利用者の体調に変化が起こるケースも多く、実際に夜までのサービスを実施する事業者の数はまだまだ足りていないのが現状です。

短期間施設に入所することができるショートステイと併用することも一つの手ではありますが、夜間のデイサービスを普及させるには、日中のデイサービスを利用している高齢者が在宅で生活している時の様子や、ご家族の仕事と介護を両立させた生活の中で、どのような苦労や負担があり何に困っているのかということを、社会や介護事業者に広めより一層理解していただくことが必要かと思います。

そのために当事者や周囲が声をあげることも非常に大切です。介護に関する質問や相談、サービスの希望があれば気軽にお住まいの市区町村の福祉課やケアマネジャー等にご連絡いただき、夜間のデイサービスの必要性を認知させていくことが出来ればと思います。

楽しい頭の体操!デイサービスで行いたいボードレク

なぜボードレクは人気なの?

デイサービスや介護施設では様々なレクリエーションが行われていますが、その中でも人気のレクといえばホワイトボードレク、通称「ボードレク」ですよね。

高齢者の方にとっては普段の生活の中ではなかなか体験することのないゲームやクイズ等の遊びをする機会ということで、いつもとは違ったドキドキやワクワクを感じることが出来ます。

実施をする側である職員にとっても、ボードレクは準備が簡単、予算もかからず無料で施設のどこでも実施ができ、利用者の皆さんに安全に楽しんでもらえるレクである点が人気の理由ではないでしょうか。

レク中は参加している高齢者、スタッフ双方のたくさんの笑顔が溢れ「できた!」という喜びの声が聞こえたりといつもとても盛り上がります。

今回の記事ではそんな介護の現場に向けた人気のボードレクについて紹介して参ります。

デイサービスにおけるボードレクの主な効果

ボードレクとはホワイトボードを使っていわゆる”脳トレ”と呼ばれる種類のゲームや遊びを楽しみながら、脳に良い刺激を与えて機能を活性化させるという効果が大きく期待できます。

同時に、レクを通して他の参加者同士で相談や確認をしあったりする機会があるので、よいコミュニケーションの場となり、新しい出会いや交流が生まれることでその経験がデイサービスに通うことが楽しみになったり、生きがいを見つけたりといった身体だけでなく精神的な効果もあり、総じて認知症の予防にも繋がっています。

デイサービスで盛り上がるボードレク【ジャンル別5選】

季節を感じるボードレク

日本は四季がはっきりとしており、季節ごとの景色や空気を日々感じ生活をすることが出来ます。また、季節の移り変わりには喜びや時の流れを感じる人も多いでしょう。

しかし高齢になるにつれて外出する機会が減ってくると、季節を感じることや時間の感覚が鈍り、気付かないままに時が流れてしまっている、という方も多くいます。

そこで季節感を取り入れたボードレクを行うのはいかがでしょうか?

1.「〇月といえば?」連想ゲーム

用意するもの:ホワイトボード

方法:ホワイトボードに『6月といえば?』とお題を書き、参加者に聞いていきます。

→雨、梅雨、あじさい、夏、父の日、夏至、かえる・・・

等、その月に連想する食べ物、花、行事、動物などの文章ではない単語を何でも構わないので自由に挙げてもらい、進行するスタッフは回答をボードに書いていきます。

※回答が少なくなかなか答えが出ない時には関連したヒントとなる情報を出したり、こんな答えもあるという例を1つずつ出すことでリードしていってもOKです。

2.記念日クイズ

用意するもの:ホワイトボード

方法:「〇月△日は何の記念日でしょう?」「今日は何の日でしょう?」と質問します。

問題にする日は誰もが知っている祝日でも良いのですが、実は365日何かしらの記念日となっており、インターネットのサイトで簡単に調べることが出来ます。

例えば、「3月4日はミシンの日」「5月29日はこんにゃくの日」「12月2日は美人証明の日」等、語呂合わせや面白い記念日もたくさんあり、答えを聞いた高齢者からは思わず笑いや「どうして?」という声が上がります。

その意味や由来を紹介し理解すると更に盛り上がり、その後、毎日「今日は何の日だろう?」と調べる高齢者の方もいるようです。

漢字や計算ゲーム

より頭を使ったボードレクを紹介します。

1.漢字バラバラクイズ

用意するもの:ホワイトボード

方法:漢字をバラバラに分けて書き、何の漢字かを当てるゲームです。

例えば、「合 竹」→「答」、「日 一 一 l」→「車」など・・・

最初は簡単な漢字から始めるのがポイントです。

皆さんそれぞれ真剣に考えるので、正解が分かった時にはかなり盛り上がります。

最初は簡単なものから始めて、参加者の方の知識やレベルに合わせ少しずつ難しいものにして進めていきましょう。

2.穴埋め計算クイズ

用意するもの:ホワイトボード

方法:「3+〇=9」「5〇2=10」等、〇に入る数字や計算記号を当てるクイズです。

ただしこのような”正解のある”問題は、大勢の前で注目された状態で間違えたり答えられないと「恥ずかしい」「嫌だ」とマイナスな感情を抱く方もいらっしゃいますので、参加者の気持ちに配慮する必要があります。

状況によってはホワイトボードではなく個別で紙を使う等、一人で挑戦する形式でも良いと思います。これもまた”書く”という行為によって手や指先を使って脳の活性化を促すことが出来ますね。

しりとり

みんなが知っている「しりとり」もボードレクとして楽しめるゲームになります。ルールも簡単で説明をしなくても気軽に参加しやすいのでおすすめです。

1.しりとり

通常通り順番に一つずつ単語をいってしりとりをしていきますが、ホワイトボードに書かないと何を言ったか忘れてしまったり同じ単語が出ても気付けませんので、進行役の職員が見やすいように書きましょう。

慣れたら「果物だけ」「3文字だけ」「真ん中に「ん」がつく言葉」「最後が「う」で終わる言葉」等とテーマを決めることで難易度を変えて楽しむことも可能です。

ボードレクはデイサービスで人気のレク!

いかがでしたか?

頭の体操に効果絶大のボードレクは、以上の他にもボードに有名な歌の歌詞を穴埋めで書いて当てたり、食材を書いて何の料理か当てたり、文字ではなく絵を描いてしりとりをしたりetc…ボードレクのネタは無限大です。

盛り上げるコツは簡単なお題から始めること。自分の力で「出来た」「分かった」という体験を重ねることで自信になり、もっと難しいものに挑戦しよう!という意欲の向上に繋がります。

逆にいきなり難しいものでは意欲も自信も低下しかねません。参加する高齢者の方の自尊心を傷つけないことが一番大切です。

デイサービスで行うイベントやレクのネタを探している方、お題を作るる際の参考になれば嬉しいです。

デイサービスで1日過ごすのが苦痛!『風呂だけ利用』はできる?

デイサービスで「風呂だけ」利用は可能か

入浴を嫌がる高齢者が意外と多い

一般的な通所介護、通称デイサービスでは、朝9時から夕方5時まで、1日を通してサービスが提供されます。

サービスの内容としては食事や入浴、機能訓練やレクリエーション等がありますが、施設で過ごす1日の中には空いている時間もある為、その時間は職員やスタッフ、他の利用者とお話をしたりしてゆっくりと過ごします。

一見、のんびりと過ごしながら人との交流もあり、日常生活に必要な介助も受けて楽しく過ごせるだろうな、と感じるかと思いますが、実際に利用されている高齢者の方の中には

「1日デイサービスの施設で過ごすのは疲れてしまう。」

「必要なサービスを受けたら自宅に帰りたい。」

と感じて、結局デイサービスの利用をやめてしまうという方も少なくありません。

確かに高齢者に限らず、集団での生活が苦手な人にとってはレクや空き時間は苦痛に感じてしまいますよね。

また、認知症の方は慣れない場所への外出や人と接することを嫌がったり強く不安を感じる傾向が高く、デイサービスへの入所に拒否反応を示す方が多くいらっしゃいます。

しかし自宅で過ごす場合、入浴を嫌がる高齢者や認知症の方というのが意外と多くおり、せめてデイサービスで風呂だけ利用してもらえないか、という家族からの切実な声もよく耳にします。

果たしてデイサービスはそのような目的での利用の仕方ができるのでしょうか?

今回の記事では、そんな疑問についてお答えします。ぜひ最後までご覧ください。

短時間サービスの事業所を選ぶことがおすすめ

以上のように、日帰りとはいえ1日という長い時間を過ごすことや風呂だけ利用したいという場合には、短時間型のデイサービスの利用をおすすめします。

このような施設は『半日デイサービス』とも呼ばれ、午前と午後に分けられているのでどちらか希望の方を選んで利用できるという特徴があります。午前も午後もそれぞれ2~3時間程度と短時間になります。

半日デイサービスでは基本的に昼食は出ず、合わせて入浴のサービスも提供していない事業所も結構あります。その為、利用者は食事や入浴に介助の必要がない人が多いのですが、施設ごとにサービス提供内容が違いますので先述のように「風呂だけ利用」を希望されている場合には必ず入浴のサービスがあるかどうかを確認して下さい。

半日デイサービスを選ぶメリット

それでは半日デイサービスを選ぶ主なメリットを3つ、以下にご紹介します。

必要なサービスだけを受けられる

半日デイサービスは2~3時間。「風呂だけ」「リハビリだけ」等の必要なサービスを受ければあっという間に送迎の時間がやってきます。

もちろん毎回バイタルチェックも行われますので、日々の健康をチェックすることが出来て安心ですね。

利用者の負担が少ない

長時間デイサービスで過ごすのは疲れてしまうという方にとって、半日デイサービスであれば1日の半分は自由に過ごすことが出来ます。

午前にデイならサービスを受けた後はお昼寝やお出かけを、午後にデイなら朝はゆっくり過ごす等、生活にメリハリが出来て充実させることが可能です。

デイサービスを嫌がる方でも通いやすい

この様な理由から、外出やデイサービスへの通所を嫌がる方、”介護施設”に抵抗がある方でも、滞在時間が少ないことで必要以上に人とコミュニケーションをとることはなく、心身にかかる負担も少ないため通いやすいというメリットがあります。

また、契約を決める前に本人と一緒に事前に施設を訪問して見学や体験を受けることで、通う前に抱いていた不安が軽減されることもありますので、是非直接施設へ足を運んでください。

半日デイサービスを利用する流れ

半日デイサービスも一般的なデイサービスと同様に介護保険サービスになりますので、利用の条件は要介護の認定を受けることが必要です。

お住まいの地域の市区町村にて申請をし審査が行われ、承認されることで介護度の判定がされます。

次にケアプランの作成を行います。自分でプランを立てることも出来ますが、専門的な知識が必要なのでケアマネジャーに作成を依頼します。

その際は利用者本人や家族から普段どのようなことで困っているか、施設での過ごし方に対する希望などをよく聞き取りし、相談しながらどのようなケアや支援、対応が必要かを考えてプランが立てられます。

その後サービスを受ける事業所をいくつか紹介してもらってその中から選定し、契約して利用開始となります。

それでもデイサービスを嫌がる場合

例えば入浴を嫌がる場合。本人の体が動かしにくい状態だったり車椅子を利用している方は自宅の一般的な風呂場では転倒の心配や構造上入浴が難しいため、尚更入浴を嫌がる傾向にあります。

デイサービスであれば設備も整っており介助もしてもらえますが、それでも通うことを嫌がり通所が困難な場合には、自宅で在宅したまま介護を受けていただける訪問介護(訪問入浴介護)を利用するという方法もあります。

訪問介護では、入浴が難しい状況の方でも安心して入ることが出来る専用の浴槽や訪問入浴者を用意して看護師と介護スタッフが訪問してくれる為、外出することなく”風呂だけ利用”することが可能です。

家族としては週に1~2日でもデイサービスに行ってくれた方がで介護で疲れた体を休めたりリフレッシュする時間に使えて負担が軽くなるかと思いますが、どうしても通えない場合には訪問介護を利用してせめて入浴だけでもこのような福祉のサポートを受けて、少しでも負担軽減を行いましょう。

デイサービスとグループホームの違いや特徴を解説します

デイサービスとグループホームの違い

「サービス」か「住まい」か

デイサービス(通所介護)とグループホームの最も大きな違いは、”その施設が住まいとなるのか、サービスを受ける場所になるのか”という点です。

デイサービスは自宅で日常の生活を送りながら”日帰り”でデイサービスの施設へ通い、食事や入浴といった日常生活に必要なケアや支援をしたり、他の利用者と交流したり、自立した生活を送る為の身体の機能の維持、向上を目的とした機能訓練やリハビリを行います。

施設と自宅の移動は施設の職員やスタッフが専用の車で送迎するので、家族の負担も軽減されます。

一方でグループホームの場合は、在宅での介護が難しくなってきた方が暮らしを送る「住まい」が施設になります。数人の入居者同士で協力して共同生活を送りながら、常駐する介護士や看護師から入居している施設内で介護や看護、生活支援等のサービスの提供をケアマネージャーによって作成されたケアプランを元に24時間体制で受けることが出来るので夜間も安心です。

デイサービスとグループホームの『利用者の条件』の違い

デイサービスとグループホームには利用者の条件の違いもあります。

デイサービスを利用する条件は施設ごとの特色により異なる場合がありますが、原則としては以下の条件を満たす必要があります。

・要介護度が1~5の要介護認定を受けている

・医療行為が不要

・施設の送迎の範囲内のエリアに自宅がある

グループホームへへの入居は、大きく分けて以下の条件を満たしている方が対象となります。

・年齢が65歳以上の高齢者

・要介護1~5、または要支援2以上の認定を受けている

・医師から認知症の診断を受けている

・グループホームの施設と同じ市区町村に住民票がある

グループホームは比較的生活に必要な動作を自分で行える認知症の方に向けた介護施設である点がポイントです。

デイサービスとグループホームの『費用』の違い

デイサービスとグループホームはどちらも介護保険サービスですが、かかる費用の違いもあります。

デイサービスは利用日数や利用時間、要介護度によって1時間ごとの料金が定められますが、一般的に1回につき約1,000円~2,000円程。要支援の方の場合は「介護予防通所介護」という制度を利用して月額制で利用することが可能です。

グループホームは入居一時金と呼ばれる初期費用と毎月払う月額費があります。入居一時金は敷金のようなもので、施設により異なりますが平均して8万円前後。月額費には生活費のほかに介護サービスやサービス加算といった料金も含まれ、すべて含めて平均して15万円前後という方が多いようです。

グループホームに入所するとデイサービスに通えない

グループホームは介護保険のサービスの中で「地域密着型サービス」に分類されます。

これは介護が必要になっても住み慣れた地域で生活が送れるよう地域で支援を行う、という特徴があり、運営を行う事業所は各市区町村が指定をし、その地域に住民票のある人のみが原則として利用が可能なサービスです。

グループホームは先述した通り施設の中で食事や入浴の介助や機能訓練を受けることが出来る為、外部のサービスであるデイサービスに通うことは不可とされています。

ほかにも同様の理由から、特別養護老人ホームや介護老人保健施設に入所している場合もデイサービスの利用は認められていません。

デイサービスが利用できる老人ホームの種類

それではデイサービスが利用できる老人ホームについてもご紹介します。

・サービス付き高齢者住宅(サ高住)

一般型のサ高住に入居しているという条件はつきでデイサービスを利用することが可能です。介護型の場合は柔道の要介護者の方も入居可能で、施設内で介護サービスを受けることが出来る為、外部のデイサービスは利用できません。

・有料老人ホーム

こちらも「住宅型」の場合はデイサービスの利用は可能ですが、「介護付き」に入居されている場合は不可となります。 

まとめ

今回の記事ではデイサービスとグループホームの主な違いを紹介させていただきました。

利用を検討している方はそれぞれの施設の選び方の参考にしていただければ嬉しいです。

最近介護施設では利用者の趣味に合わせた豊富なサービスの提供に取り組み、魅力のある施設が増えています。

高齢になると外出や人との交流が少ない状況になるケースが高くなります。これらに関連して認知症を悪化させたり健康に影響が出ることがあるので注意が必要です。

そのため、デイサービスやグループホームを利用することで適切な生活介護を受け心身の充実をはかり、機能の悪化を予防する効果を得られます。

施設を探す際は出来るだけ本人も一緒に施設へ訪問し、見学をすることをおすすめします。見学や1日体験は多くの施設で実施されており、電話で気軽に予約を取ることが出来ます。

資料やサイトの情報だけでは分からない実際の雰囲気や設備、職員の対応、行われるサポートの内容やレクリエーションを体験し1日の流れを知ってもらうことで新しい環境への不安なイメージを取り除くことが出来ますし、受け入れ側にとっても事前に状態を知っておくことが出来る為、どちらにとってもメリットにもなります。また、不明な点を質問し直接説明を受けて確認できる場にもなりますよね。

契約する時は担当のケアマネジャーや家族と相談しながら、いくつか複数の施設を比較した上で希望にあった施設を選ばれると良いと思います。

名古屋のデイサービスをお探しなら”有松デイサービスセンター”へ

有松デイサービスセンターは名古屋市緑区、有松駅を出てすぐの大型ショッピングモールに隣接する非常にアクセスの良い場所に2020年4月1日にオープンし、もうすぐ2年を迎えようとしています。
「住み慣れた街でその人らしい人生を送ってほしい」をコンセプトに、利用者の方はもちろん、その家族や地域の方も含め、皆さんが笑顔で元気に生活を送るお手伝いができるよう日々努めております。
介護サービスを提供している主なエリアは、名古屋市緑区の他に南区と天白区の一部です。(詳しくはお問い合わせ下さい。)
この記事では、名古屋でデイサービスの利用をご検討されている皆様に向けて、有松デイサービスセンターの魅力の一部を紹介させて頂きます。ぜひ最後までご覧くださいませ。

デイサービスとは

デイサービスは”デイ”とも呼ばれる通所介護施設の通称です。

介護が必要になった高齢者の方でも、可能な限り自分で自立した日常生活を送ることができるよう、生活に必要な機能の維持や向上を目指しサポートを行います。

また、合わせて利用者の家族等、介護者の身体的、精神的な負担の軽減を図る目的もあります。

在宅のまま施設の介護車にて居宅と施設間の送迎も行われる為、移動が難しい方でも安心してご利用いただけます。

介護保険を使ったサービスとなり、利用にかかる料金の自己負担額は1割(所得の多い方は2割~3割)ですが、要介護度や利用時間、事業所のある場所によっても料金が異なる為、事前に確認をしましょう。

病院との医療連携で安心して利用いただける施設です

緑区の有松デイサービスセンターは近隣の病院と医療提携や地域の福祉・保健サービスともしっかりと連携を図り、高齢者の皆様が安心してご利用いただけるよう環境を整えております。

デイサービスをご利用中に体調を悪くされたり、何か不安を感じることがありましたらすぐにスタッフにお伝え下さい。迅速な医療支援や看護体制でお支えします。

充実した設備でサポートします

有松デイサービスセンターは緑区にオープンして2年とまだ新しく、施設内はもちろん、機能訓練で使用する運動機器や入浴の設備も綺麗で清潔。

個別の機能訓練ではケアマネジャーが作成したケアプランを元に、利用者1人1人に合わせたプログラムを組んで機能の維持や向上、改善を目的にサポートを行います。

また、ご自宅では快適に入浴が出来ないという方も、一人でゆっくり入れる個浴、そして車いすの方も快適に入ることのできる浴槽の設備も完備しており、ご利用者の皆様に大変喜ばれております。

楽しく過ごす為のサービスも充実

デイサービスでの食事やおやつは、利用者の方にとって楽しみな時間の一つです。

有松デイサービスセンターでは、病気により食事に制限のある方も美味しく楽しく食事をしていただけるよう、糖尿食や腎臓食などにも対応し、提供しています。

普段の食事では栄養が偏ってしまう方は多くいらっしゃいますが、デイサービスでは栄養バランスの整った美味しいメニュー日々ご用意しております。栄養改善サービスも行っていますので、ぜひご利用くださいね。

また、レクリエーションも企画、実施しております。多くの方が楽しめるような内容を考えておりますので、お気軽にご参加下さい。

1日無料体験、見学も実施しています

名古屋市緑区の有松デイサービスセンターでは、利用者の方がご納得して安心して利用を開始いただけるよう、施設の一日無料体験、見学を実施しています。

もちろん、当日の送迎、食事(昼食)、おやつも無料でご利用いただけます。

有松デイサービスセンターに限らず、デイサービスをご利用される際には事前にこのような無料体験や見学を必ず行い、比較してから契約されることをおすすめしています。

と言いますのも、施設の雰囲気やサービスの内容を直接見たり体験することで、ホームページや資料だけでは分からないことを確認出来るからです。

特にスタッフや他の利用者がどのような人たちなのか、食事や入浴の介助はどのように行われるのかといったことは、デイサービスを利用する上で多くの方が不安に思われる点でしょう。

事前に1日無料体験や見学を行ってある程度の雰囲気を知っていれば、通うことになった際に安心感が違うと思います。

ぜひ電話にてご予約いただき、お気軽に起こし下さい。

■有松デイサービスセンター

住所:愛知県名古屋市緑区鳴海町字有松裏200番地ウインハート有松住宅棟2階

TEL:052-625-6311 FAX:052-625-6350

名古屋で介護施設をお探しの方に

名古屋には多くの介護施設があり種類も様々。それだけに施設選びに困ってしまった、という経験はありませんか?
こだわりのサービス付きの施設等それぞれの施設によっても特徴があり、数ある中から要望に合った施設を見つけられるのか…そんな、現在介護施設を探している方に向けて、このブログでは名古屋にある主な介護施設の特徴を種別ごとに一覧で解説、紹介。参考にしていただければ嬉しいです。

名古屋市の介護施設1.介護度が高い方でも充実したサービスが受けられる『有料老人ホーム』

有料老人ホームは、自立から要介護度の高い高齢者まで幅広い状況の方を対象とした介護施設です。
3つの種類に分類されますが、中でも介護付き有料老人ホームは設備や人員配置等、国が定めた基準を満たしており、ホーム内に介護スタッフ、看護スタッフが24時間常駐している為、認知症や人工透析、ストーマ、たん吸引、褥瘡(床ずれ)、胃ろう、インスリンといった対応が必要な方でも入居の相談が可能。安心して充実した介護を受けられる施設となっています。また、看取りにも対応しています。
その分、入居時や月額にかかる費用は他の介護施設と比べて高くなり、かなり高級な施設もあります。

名古屋市の介護施設2.介護度に合わせて選べる人気の『サービス付き高齢者向け住宅』

通称”サ高住宅”は高齢者向けの賃貸住宅で、自立の方向けと介護度の高い方や認知症の方向けの2種類があり、入居者の状態に合わせて選ぶことが出来ます。
名前にある”サービス”とは、主に安否確認や生活の相談といったサービスで、介護士や看護師などの職員が日中に常駐してサービスを提供します。夫婦での入居ももちろん可。
施設によっては食事や生活の支援、夜の時間の見守り等を提供しているところもあります。

名古屋市の介護施設3.認知症の方専門の施設『グループホーム』

グループホームは認知症の方のみを対象とした施設で、専門スタッフのサポートを受けながら5人~9人で共同生活を送ります。
入居者は同一の地域に住民票を持つことが条件なので、環境の変化が苦手な認知症の方にとって嬉しい特徴。また、グループホームは洗濯や料理等の家事を入居者同士で分担し自立した生活を目指すという方針があります。暮らし慣れたエリアで専門のケアを受けながら生活できるというメリットがあります。

名古屋市の介護施設4.通所型介護サービス『デイサービス』

上にあげてきたような入居型の施設とは違い、デイサービスは自宅から施設へ通って受けられる介護保険サービスです。
利用できるのは要支援、要介護認定を受けた高齢者の方で、介護予防や可能な限り利用者の居宅で自立した生活が送れるよう身体の機能の維持、向上、改善を目指した理学療法士による機能訓練、リハビリ、レクリエーション、季節のイベントが行われたり、食事や入浴の介助も受けられます。また、定期的に日中のサポートをプロに任せることで家族や介護者の負担を軽減する目的もあります。
移動が難しい方でも居室から車まで介護スタッフが移動をサポートしたり、車いすに乗ったまま乗車することも出来ます。
愛知県の名古屋市緑区には、有松駅すぐ、大型ショッピングモールに隣接した場所に2020年4月1日にオープンしたばかりの「有松デイサービスセンター」があります。
主なサービス提供エリアは緑区の他に南区、天白区の一部(詳しくはお問い合わせ下さい。)。
名古屋市緑区の有松デイサービスセンターは近隣の医療機関と連携し、万全の体制で利用者の皆様をサポート。利用中に体調が悪くなってもすぐに医療サポートを受けられます。食の栄養にもこだわり、病気の症状に合わせたメニューもご提供しています。
利用者の方だけでなく、その家族や地域の皆様の笑顔と健康の為に日々運営しています。
無料の一日体験や施設内の見学を常時実施しており、しっかりと施設の案内をさせていただきます。ホームページに掲載されている情報や資料だけでは感じることのできない施設の雰囲気や一日の流れを体験でき、不明な点があれば納得するまで質問することが出来ます。体験日の送迎や食事などはもちろん0円。
希望に合った施設を探す時には必ず事前にこのような体験や見学に行って比較・検討することがおすすめ。電話にて受付ていますので、お気軽にお問い合わせください。

■有松デイサービスセンター

住所:愛知県名古屋市緑区鳴海町字有松裏200番地
ウインハート有松住宅棟2階
TEL:052-625-6311 FAX:052-625-6350

介護老人保健施設”老健”とはどんな特徴のある介護施設なの?

”老健”とは『介護老人保健施設』の略称で、介護施設の中の一つです。

介護施設は非常に種類が多く名称も似ているためなかなかどれがどのような施設なのか分かりにくい問題がありますが、今回の記事ではこの”老健”について簡単に解説させていただきます。

介護施設を探されている方に役立ちますと幸いです。

介護施設の”老健”とはどんなところ?

老健とは自宅に戻ることが目的の介護施設である

他の介護施設と大きく異なるのは、老健は「自宅に戻ることを目的とした施設」であるという点です。そのため退所までの期間がだいたい3~6ヶ月と限定されています。

介護施設の中でも非常に人気が高い特別養護老人ホーム(特養)は、費用が安く終身(看取り)までという長期に渡って充実した医療、看護、介護のサービスを受けられるというメリットがありますが、その分全国にかなりの数の待機者がいます。

それに比べ老健では1人1人の入所期間が短期なため比較的にすぐ入所できる傾向が高いようです。

老健で提供されるサービスの内容は

老健は入院していた病院から退院しそのまま在宅で生活することが困難な状況で介護を必要とする高齢者に対し、在宅への復帰を目指したケアや療養、自立を支援するために利用される施設です。

厚生労働省より”リハビリテーションを提供する機能維持、改善の役割を担う施設”として位置付けられ、充実した医療、看護、介護のサポートを受けることが可能。

その為、人員配置では介護支援専門員(ケアマネジャー)、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、介護職員、相談員といった非常に多い職種の職員、スタッフが連携して配置されていて安心できます。

医師は入所者100人に対して1人以上常勤、看護師や介護職員は入所者3人に対して1人以上等、他の施設と比べて多く配置され、医師による医学的管理の下医療ケアを受けたり、看護師が24時間常駐しているケースも多く、その場合は夜間でもインスリン注射や痰の吸引、経管栄養等の医療行為にも対応出来ます。

また専門職による指導の下、リハビリや訓練を行い回復を目指すことに力を入れているという特徴もあります。

介護サービスでは、入浴や食事、排せつ等、状態に合わせた身体の介助、ベッドや居室の清掃、洗濯等の生活支援、専門の栄養士が利用者ごと個別でそれぞれの病状や状態に合わせた食を監修した栄養管理etc…各分野のサービスに魅力があります。

老健で利用できる介護保険のサービス

老健は日常生活への復帰が目的の介護保険法で定められた介護保険サービスの一つですが、通所リハビリ(デイケア)やショートステイといった他の介護保険サービスを利用することも可能です。

老健の主な設備

老健は生活を送るための居室(従来型個室・多床室など)の他にリビング、食堂、浴室、レクリエーションを行う部屋、トイレ、機能訓練室、洗面所、調理場、洗濯場、汚物処理質などの共有スペースが設置されています。

多床室は2人~4人で入居する大部屋タイプで月額が安くなっています。また、認知症の方向けのグループホームのようなユニット型個室というものもあり、10人前後のユニットを作って家族のような雰囲気で生活できる設定のタイプも増えています。

老健に入所する基準

老健の入所条件は原則として65歳以上で要介護1以上の介護認定を受け、病状が安定して入院の治療が不要かつリハビリを必要とする高齢者が対象となっています。

特定疾病によって要介護認定を受けている方であれば65歳以下でも利用が可能です。

申し込みの流れは要介護認定を申請し訪問による調査を受けた後、いくつかの施設を実際に見学して検討したらケアマネジャーに相談し入所の申請をします。その後、本人や家族と面談、決められた書類の提出を行い、施設側から入所の判断がされたら契約となります。

手続きの方法や詳細については、お住まいの地域の自治体でご確認下さい。

老健でかかる費用

老健は公的な機関なので入居する際の初期費用が無料です。必要な月額費用には居住費、食費、介護サービス費、サービス加算などが含まれます。

一部を除いて医療控除の対象となりますし、所得に応じて減免措置も設けられている為、所得が少ない方でも経済的な負担を抑えることが可能です。相場としてはひと月15万円程度となっています。

まとめ

老健は他の介護施設と異なり、在宅復帰を目標とした医療ケアやリハビリが受けられる短期入所型の施設となります。

ちなみにデメリットとしては老健はあくまでも医療ケアやリハビリがメインの為、他の介護施設のような娯楽イベントが少ない傾向にあります。

生活の質を高めたい、楽しみたいと希望されている方は、有料老人ホームを探す方がおすすめです。

また、介護保険法に基づいて、老健に入所中は医療保険の適用が受けられません。薬は施設内にいる薬剤師から処方してもらうことが出来ますが、介護報酬で賄っているため服用している薬が多かったり高額な薬を継続して服用する場合には入所を断られる可能性もあります。

介護施設の違いを知って、比較しながら自分に合ったサービスが受けられる介護施設を選び、心身がより健康に過ごせるよう参考になれば嬉しいです。

老人ホームの面会はどれくらい?介護施設にいる家族の面会頻度について解説します

介護施設への面会の頻度は「週に1回」が最も多いという結果に!

介護施設に家族が入居している際、皆さんどれくらいの頻度で面会に行っているのか、または行けば良いのか気になりますよね。

幾つかのサイトで調査が行われたアンケートを検索して調べてみたところ、最も多かった答えは「週に1回」という結果でした。また、約9割の方が少なくとも月に1回は会いに行っているようです。

介護施設に限らず、家族や親と離れて暮らしているとそれに慣れて会いに行くのを忘れてしまったり、仕事が忙しかったり疲れていて数か月会わない、という人が多いと思いますので、この結果には少し驚きました!

やはり健康な時よりも介護が必要な状態になると心配で様子を見に会いに行く頻度は増えるのですね。何だか希望が持てる安心な結果です。

介護施設へ面会に行く目的

介護施設へ面会に行く一番多い目的は、やはり「入居者の方の顔が見たいから」です。普段は離れて暮らしている家族ですから、特別な理由がなくても顔を見て元気かどうか確認したり、お互いの近況を話す時間が楽しみですよね。

また、介護施設の種類によっては日用品、消耗品の購入や補充、衣類の洗濯などを家族が行っているところもあります。そのような用事を済ます為に定期的に訪れるという方もいらっしゃいます。

その他にも、日頃お世話になっている施設の職員、スタッフと関係を構築する為に面会に行くという理由もあるようです。

いずれにせよ、入居者にとって面会はとても楽しみな時間の一つ。あまり面会に来る頻度が少ないと、入居者にとっては不安に感じ寂しい気持ちを抱えたり、認知症の場合は症状が悪化する原因にもなり得ます。

家族に会うこと、コミュニケーションを取ることは健康に前向きに過ごす為にとても大切なものですから、無理をして負担にならない程度に定期的に面会に行きたいものです。

 

介護施設における面会のルールと注意点

以下は主な介護施設の面会の特徴になります。

施設や介護施設の種類によって面会に関する特徴や決まりがあります。特に最近はコロナウイルスの対策として方針の変更がされているところがほとんどで、事前の電話での予約が必須、リモート面会のみ等、より厳しくなっている場合もあります。面会に行く前に施設からの案内やサイトに掲載されている最新の情報をチェックしましょう。

 

有料老人ホーム

多くの老人ホームには『面会時間』が設けられています。施設によっても異なりますが、一般的には日中や朝9時から夜7時頃までのところが多いです。

入居者本人や他の入居者の方の一日の生活リズムが崩れないよう設定されているので、食事や入浴、リハビリ、レクリエーション等のイベント以外の時間にずらして行かれることをおすすめします。  

 

グループホーム

認知症で身体にはあまり問題のない高齢者の方々が共同生活を送る場であるグループホーム。老人ホームとは違い面会の時間を特別に設けておらず、原則いつでも面会ができるホームが多いようですが、早朝や夜間に訪問する場合にはホームの窓口へ事前の連絡が必要なところもあります。

外出や外泊の他に宿泊も可能な施設が多いので、たまには一緒にゆっくりと楽しい時間を過ごしましょう。

 

特別養護老人ホーム

「特養」とも呼ばれていますが、入居している方は要介護度が高い方が多く24時間体制で介護が行われている施設です。そのため、さまざまな面会関連のルールが決められているケースが多く、トラブルを防ぐ為にも事前にしっかりと確認をすることがポイントです。

 

サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅は安否確認や生活の相談といったサービス付きの”賃貸住宅”なので、自分の家のように一見面会も自由に気軽に行けると感じるかと思います。

確かに他の介護施設と比べて自由度は高いことがメリットですが、同一の介護スタッフが出入りしますし他の住民も高齢者ばかりという環境ですので、コロナ禍の中では面会の自粛や制限、あるいは面会禁止にしているところもあります。

 

介護老人保健施設

「老健」とも呼ばれています。こちらは退院後にすぐ自宅で生活をするのが難しい等、医療のケアを必要とする高齢者に向けた施設となっており、自宅に戻るためのリハビリ等が行われています。

在宅復帰が目標なので利用する期間は3~6ヶ月と短期になっていますが面会することは可能です。しかし他の介護施設と同様、コロナ対策による決まりが設けられていると思うので施設側によく確認の上、面会を行うようにしましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

以上のように、介護施設の面会は少なくとも月に1回、多くは週に1回の頻度が多く、また施設によって面会に関する決まりや特徴も様々です。

今回の記事では介護施設の面会について簡単に紹介させていただきましたが、ルールをしっかり守った上でみんなが気持ち良く過ごし交流できるような頻度で面会すると良いかと思います。

いくら面会が大切だといっても、毎日行くなどして他の入居者と人間関係を壊したり入居者の生活リズムを乱してしまわないよう、施設での生活に合わせることも必要です。

気持ち良く「いらっしゃい!」と言われるような面会を心がけましょう!